応援コメント

第72話:新生のとき(12)」への応援コメント

  • ウミドにもリーディアのおかれた状態と気持ちが分かるから、目をはなしてはいけないと思ったのかな。

    作者からの返信

    こゆきさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    リーディアが泣いた原因の一つは、ニコライ卿の策謀によって家族が殺されたからです。
    それから、リーディアだけが生き残り、好物の樹液の蜜を与えてもらえるからです。

    これはウミド自身の経験と一致します。それを、かわいそうとか痛ましいと目を逸らしては、自分の境遇から目を逸らすことになります。
    と、ここまで明確にウミドが考えたわけではないですが。なんとなくそんな気持ちになったんでしょうね。

    なので、
    >リーディアのおかれた状態と気持ちが分かるから
    という理解で合っています。

  • 元国王が責められる……そういう流れになるのも、分かりすぎて苦しいです。
    つまりリーディアの家族は、自国民に殺されたようなものかもしれませんね。ニコライ卿の画策とはいえ。こんなに辛いことがあるでしょうか。

    ウミドもリーディアも、ひとり生き残ってしまったという点では同じですが。
    大事な人やものを何もかも一気に失って、復讐心で命をつないで這い上がったウミドと。
    大事な人たちが生きていると信じて、ここまでやっと生き延びて、希望が無惨に打ち砕かれたリーディアと。
    似ているようで違うんですよね。いま彼女に対して何ができるか、想像もつきません……

    作者からの返信

    すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    本来は征服者へ向けられるはずのヘイトを、ニコライ卿は元国王へ向けた。現実にも時に見られる策略ですが、やられるほうはたまったものでないですね。

    >自国民に殺されたようなもの
    そういうことになります。王女をリーディアちゃんと呼んだ人々が、今は……。

    ウミドとリーディアの対比、拾っていただけてありがたいです。
    一夜にして失った希望と、最後に繋いだ希望が消えたのと。どちらがどうとも言えませんが、ウミドは自力で立ち上がろうとしています。
    リーディアはたった今、打ちのめされたところ。仰るとおり、第三者にできることなんか思いつかないですね。