なんというか、もう既にレオニスに対するウミドの態度が、殺したくて殺したくて堪らない憎しみだけではなくなってきているような気がします。
仇であることに違いはないのでしょうけど。
寝首をかくような卑怯な手(できるかできないかは置いといて)ではなく、まともに身体を鍛えていつか正々堂々と勝負する道へ進んでいきそうですね。
作者からの返信
すずめさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
>憎しみだけではなくなってきている
もし今のウミドに仰るままを訊ねたとしたら、「そんなわけないだろ。仲間の仇を討つ以外に、やることなんかない」などと答えるはずです。
でも人間の気持ちって、そう単純なものではないですよね。この数日で、スベグの胸には数えきれない感情が生まれ、まだ感情に顕れてもいない種みたいなものもたくさんあると思います。
寝首をかくのは、とりあえず今はできないことに分類したみたいですね。しかしその行為を続けることでレオニスを寝不足にさせ、対戦相手に殺させよう、と。
主人公としては正面から自分の手で戦ってほしい、と作者は願うのですが。
さて、彼の感情や策略はどう転ぶのやら。
ウミドは頭でシミュレーションするのですね。もしもこの道を行けばと、3つも。闘うことを生業にしていないので、山羊まわりの畜産、お乳、調理、など、士農工商で言えば、やりとりがないのなら農がメイン、そして、レオの方は士がメインですね。身分や肩書きはおいといて、内容が。アリサはかわいいんだろうなあ。絵にしたら、勝ち気になってしまった。そうしたイメージがあったのかも。後で直したら贈らせてくださいませ。
作者からの返信
こゆきさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
闘うことしかやってこなかったレオニス。親や仲間に習って畜産──というか山羊との共生をしてきたウミド。
こと争うとなれば、ウミドに勝ち目はありません。技術的なもの以前に、体格差とかそういうもので。
それでも勝とうとする絶対的弱者はどつするかというと、まず頭を働かせるしかないですね。で、思考の結果にはほぼ必ず、誰かを頼るという選択肢が入ったり。
下手の考え休むに似たりという言葉もありますが、実を結ぶかどうかやってみないと分かりませんね。
アリサは客からも人気があるくらいなので、それなりの容姿だと思います。防具を着けたままの大人を二人担いで、ふらつきもしないくらいですし、見た目や言動は勝ち気な感じでしょうね。
美女や美少女というより、舞台映えする子というのが作者としてのイメージです。