あとがき

『エルフの村と発展の代価』を読んでいただき、ありがとうございます。著者の古橋レオンです。

 この物語は、紹介文にも記した通り、森林伐採について読者の皆様とともに考えるためのものです。数多くの課題を抱える現代社会において、森などの緑が失われることが悪いことであるという意識は、とても一般的になりました。しかし、そうして緑が失われると、具体的にどのような悪影響が生じうるのかを正確に理解している人は、まだまだ少ないように感じます。そこで今回、それらの悪影響のうちのいくつかについて、より多くの人々に共有できればと思い、このストーリーを執筆させていただきました。

 物語の中で、主人公ルミアと彼女の故郷であるソッシ・ルーデ村のエルフたちは数々の困難に直面しますが、これらはすべて現実世界で発生する可能性がある森林伐採の悪影響をベースにしています。空想の世界を舞台にした物語ではありますが、彼女たちを襲った困難は、完全なファンタジーではありません。

 この物語が読者の皆様にとって、この小説が森林伐採について少しでも考えるきっかけとなることができていれば幸いです。

 最後に、この物語の構想を練るに当たり、多くの助言をくれた友人に心から感謝の意を表します。

 — 古橋レオン

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エルフの村と発展の代価 古橋レオン @ACE008-N

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