夢
「んっ…ここはどこだ?橋の上?まさか、また変な夢を見ているのか?」
心の中で問う。
とてもリアルな夢だ。でもなんだ?皆騒がしいぞ?
イリスは色んな人々をどこかに誘導している。
[皆さん!早くあちらに逃げてください!]
(早く!急がないと捕まるぞ!)
誰だこの人?顔の知らない男の人がイリスと共に誘導している。他にも何人かいるようだ。
[アレン、何ボーッとしてんの!あっちに行って住民たちを連れてきなさい!]
「ああ、わかった。」
人々が来る方向に取り敢えず向かう。
俺たちがいた街とは全然違う。栄えてる。しかし、物などが散乱してる。あ、あそこに何人かいる。連れていくか。
(私たちどうなるの!どこに行くの?)
俺は何も分からない。
「こっちにいくんだ!このままだと、危ない!」
「イリス!連れてきたぞ。」
橋まで戻ってきて、イリス達に連れてきた人を託す。
[ありがとう。あなた達、あっちの馬車に乗って!]
(わ、わかりました。)
遠くでは何か爆音が聞こえる。
[少し疲れた…]
イリスは橋の端に座った。
[攻撃が来るかもしれないから、気をつけて。]
攻撃?なんだそれ。誰かと戦っているのか…
ふと、考えてる内に音が聞こえたから空を見た。待て、空から光、いや炎?何か分からないが、遠くから来ている。さっきまでいた街にこのままだと当たってしまう。
[えっ…]
イリスは後ろを向いた。橋の向こうには街が広がっている。そっちにも降り注いでいる。まるで、流れ星のようだ。
[街が、破壊される…]
他の誘導している人たちも唖然としている。
すると、橋の後ろから耳を聲する爆音が聞こえ、この夢は終わった。
夢というのはただの空想を見ているのではなく、正夢というのもある。この夢はそのような正夢なのかも知れない。
異世界転移したので、仲間を探しに旅に出ます。 @syakecr
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