『宇宙リクエスト』
やましん(テンパー)
『宇宙リクエスト』
『これは、フィクションであります。』
アナ
『月の皆さん、こんばんは。地球ふるさとラジオのクラシック・リケスト。はじまります。』
‘’🎵ぱっぱ〰️〰️〰️あ💨、ぱぱぱ、ぱ、ぱ、ぱ、たらら、らーりあ。‘’
ヴェルディさんの『アイーダ大行進曲』が流れたのだ。
アナ
『月の皆さん、いかがおすごしですかあ? 地球は、火山の大噴火や、大地震、核ミサイルの誤発射などで、もう、ぎたぎたですが、当局は大西洋のどまんなか。昔の海賊放送とは違い、地球連盟直営です。月の皆様のために、最後まで、がんばります。さて、クラシックリケスト〰️💨 今日は、素敵なゲストをお招きしています。お楽しみに。で、最初は、危機の海基地、の、パンだーさんから。「こんちは、アナさん。上司がやなやつで、あ、これ、内緒ね。クラシックのクのじ、も知らない、酒飲んで、ど演歌ばっかり叫んでいる人で、つまりそいつは、もはや、歌などではなくて、やたら、ひたすら、どなるんですよ〰️〰️。そこで、モーツアルトさんの、カノン ‘’おお、おまえ、おばかなパイエルルさんよK560a‘’ をお願いします。」』
アナ
『はいはい〰️💨。きましたね。モーツアルトさんは、こうしたいたずら曲を作っては、仲間内で遊んでいたそうですね。パイエルさんだけでなく、マルティんさんバージョンもありますが、今日は、パイエルさんバージョンで、どうぞ。』
🎵『おお、おばかのパイエル。パイエル〰️💨のばあか。駄馬そっくり〰️〰️、絞首刑〰️💨、…………』
アナ
『え、いちぶ、規範に反する歌詞もありますが、歴史的さくひんでありまして、そのまま、放送いたします。いやあ。パンだーさん、すっきりしましたか? え、つぎ、嵐の海基地から、やーましんさん。なになに「いつも、上司や部下からいじめられますが、地球を想いながら、がんばってます。ベートーヴェンさまの『交響曲第6番田園』を、全曲たのんます。カットするな😅」はいはい、当番組は、全曲やりますよ。では、ベームさま指揮の、ウィーンフィルで、聴きましょう。』
アナ、ベートーヴェンさんが鳴っているさなか、ゲストと、打ち合わせに入る。
ゲスト
『アナさん。こんばんわ。』
アナさん
『どうも。ヘレナ王女さま。光栄です。』
タルレジャ王国のヘレナ王女さん(この放送局最大値のスポンサーさま)
『なんの。ひまでしたから。わたくしのレコードをかけてくださるとか?』
アナさん
『もちろんです。なんせ、最大最高のスポンサーさまですから。なにを、お持ちですか?』
ヘレナ王女さま
『わたくしが、12歳のときに、月の静かの海基地で弾きました、月光ソナタです。一般発売はしておりませんの。』
アナさん
『そりゃ、秘蔵レコードですなあ。すごい。ついでに、ぜひ、島流し状態のわたしを、ここから、引き上げてくらさいね。そろそろ、
ヘレナ王女さま
『まあ、行動次第で、前向きに考えてみましょう。でも、あなた、人気あるしなあ。』
アナさん
『放送は陸からでもできますよ。月の国民からは、見えないんだから。』
ヘレナ王女さま
『見えなければ、なにをやってもよいわけではありませんよ。地球国民には、ちゃんと見えるのです。』
プロデューサー ちっとさん
『あの、お話し中、失礼しますが、なんか、へんな、リケストが、きてます。かなり遠くの宇宙からです。』
アナさん
『なんれすか?』
ちっとさん
『読みます。こんちにわ。たまたま、聴いたので、リケストします。わたしは、いま、地球名、海王星近傍にいる、アポジュワトゥラ星人です。これから、みんなで地球を攻め滅ぼしますよ〰️〰️。あなたがには、まるで、歯が立たないよ。地球が滅びるまえに、これ、ぜひ、きいてみたかったね。モーツアルトさんのモテット ‘’アヴェ・ヴェルム・コルプス‘’を、たのみます。みなさん、お気の毒さまです。一緒に聴いて、さっさと滅亡してください。』
ヘレナ王女さま
『まあ、失礼な。アポジュワトゥラ星人! あの恨み重なる………ちょっと、王国に連絡をしますね。ほほほ、……こほん。あ、もしもし、わしじゃ。なにが起こっておるのか?……ふん、ふん。……よし、全宇宙艦隊をもって迎え撃つのじゃ。徹底対決じゃ。戦艦アブラシオも出しなさい。くくく。こんどこそ、わしの恐ろしさを、連中には、思い知らせてやるわ。いまから、ここから、全艦隊を指揮する。』
アナさん
『え? 指揮する、とは?』
ヘレナ王女さま
『それは、もう、もちろん、ここを指令室にいたしますのよ。そうして、すべての戦いを、全地球、月に中継いたします。あますところなく。まあ、映像は、問題がありますでしょうから、ラジオ中継にいたしましょう。全番組、わたくしが買い取ります。さあ元気よくやりましょう!』
😹😹😹
タルレジャ王国。
侍従長さん
『ヘレナさまが、ぶっとんでますが。』
ルイーザ王女さま
『お姉さまは、アポジュワトゥラ星人には、火星女王時代より前に、なにやらの積年の恨みをお持ちのようなのです。むかしと違いまして、いまは、宇宙戦艦アブラシオ、もありますから、圧倒的に戦力は上かと。この際、徹底的に叩き潰しにおかかりになるかと。』
侍従長さん
『それは、だめですな。おろかな戦は、止めなければなりません。人々の命をなんとお考えか。最近、ヘレナさまは、いささか、わるい性格が戻ってきておりますな。お酒のやりすぎかと。戦争など、おろかなことよ。もしも、宇宙戦艦アブラシオなど、を出したりしたら、太陽系全体を破壊しかねません。なんとかして、調停し、愚かしい戦が始まらないようにしなければなりませんぞ。あなたさまが、姉上様を、止めなければ。ぜひ、ここは、おたのんもうします。あらゆる意味で、戦は、おろかなもの。すべての歴史が、戦による民の苦しみを証明してきておりますし、戦をしないのが、わが王国の誇りでありましょう。』
ルイーザ王女
『それは、わかりますが、しかし、困難至極、艱難辛苦、滅私奉公、徹底抗戦、な。つまり、頭にきているお姉さまは、もはや、誰にも停められません。まして、相手がアポジュワトゥラ星人となると………』
コンピューターアニーさん
『いや、ひとりだけ、停められる人があります。はい。』
侍従長さん
『そ、それは、どなたか?』
😱😱😱😱😱😱😱
🙇🙇🙇🙇🙇🙇🙇 ?
ぽ
『宇宙リクエスト』 やましん(テンパー) @yamashin-2
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