第3話


 まだ、動けない。俺は病室にいる。


「ありがとう、ヒロ」


「いいよ、野球部女子を怪しまれずに眺められたからね」


「お互いにウィンウィンやな」


 ヒロにはビデオの撮影をお願いした。


「よし、なるほどね」


春さんはとりあえずピッチャーみたいだ。


うん、これが辞めるとかありえない。


で、夏さんはキャッチャー


バッテリーってやつだね。2人で・・・なるほど、もしかして臭いのは主に夏さん?キャッチャーミットのせいで?

 

それからメンバーを見る。


________


「もしもし、うん。ありがとう」


 ヒロに頼んで、部活の人に連絡して貰った。


春「え、そ、そんな」


夏「そうよ、男の人の家上がるって」


優「いや、別に俺現在知っての通り病院だし、大丈夫、お父さん遠くで働いてるし、お母さんと妹しか居ないから」


春「で、でも」


夏「そうよ、水道代もあるし」


優「だから、一回でお金取るよ」


夏「とるのかよ!!」


優「うん、50円、でも学校から3分でシャワーを浴びれるし、安いでしょ。夏さんなんて電車でそのあと1時間でしょ」


夏「うっ、」


優「まぁ、とりあえず夏さんや他のメンバーはとまかく、春さんは強制ね」


春「え、そ、そんな」


優「俺のことで気まずいだろうけど、誰かがやり始めないと他も出来ないし、いいから使うこと!!毎日!決まり!!」


春「えーーーー!!」

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