第2話

 


 3日後


 ということで、とりあえず俺の状態。


 まだ足はリハビリ、なんかおぼつく、


 まずは、手を動かして車椅子に挑戦だ。


 先生「その、本気なのか?」


優「本気です。とりあえず練習動画とか見せてください」


先生「・・・わかった。」


______


ちなみに、ガチで強いわけじゃないらしい。

 顧問の先生・・・監督は練習に参加していない。つまり指導者が居ないみたいだ。


 うーん、とりあえず調べるか


 俺は野球の試合や指導方法を見て勉強することにした。


 夏「うわぁ、本気じゃん」


春「・・・」


夏さんと春さんが入って来た。


 「・・・少し臭いよ」


 春「え、あ、その」


 夏「こっちは春が優のことが心配で直ぐに来たの!!すぐにでもシャワー浴びたいのにシートも使わないで」


シャワーもないのか


つか、やばいこと普通に言ったな、こないだまで、話したことない所か、嫌われたのに・・・勢いってすごい。


 「大丈夫だよ。仮に何かあっても、どうすることも出来ないよ」


 春「それはそうだけど」


 夏「はぁ、きも」


ストレートに酷いな


 「一応マネージャーだから、こう言うのは言うと決めたの、やめてくれ。きもっていうの」


夏「ごめん」

素直だな


優「よし、えっとそれでね、とりあえず思ったことがあるんだけど」


 夏「え、もう?」


優「うん、先生から見せて貰った動画なんだけど」


春「う、うん」


優「この、応援とかいる?」


 夏「はぁ?アンタは友達が居ないから分からないと思うけど応援とかって」


優「それなら、どこだって応援してるよ。」


夏「・・・っ!そうだけどそういうもんじゃ」


優「そう言うもんだよ。別に応援があるから上手くなるとかじゃない、実際、モチベーションは大事だと思う。大会は応援は必須だろうな、相手チームに飲まれないように」


春「そうだね」


春さんは聞いてくれるようだ。


優「でも、別に練習は必要じゃない。応援するくらいなら、練習して走り込みをした方がいい」


夏「・・・それは確かにそうだけど」


優「うん、つかなんだったら休んでもいいと思う。これは素人が言うのはなんだけど」


春「休みまではちょっと」


優「野球の有名選手とかが言ってるんだけど、これじゃその日を過ごす中途半端な練習になるんじゃない?」


夏「・・・」春「・・・」

2人は否定できない


優「それなら、休んでる方がマシだし、なによりモチベーションもあげられる。なんなら休みも多いことがアピール出来ると、友達と関われる時間も増えて、結果仲が深まり、試合に応援に来てくれたり、もしかしたら部活に入ってくれるかも」


春「それは・・・」


夏「そうだね。」


夏さんがまさかの認めた。


優「うん、だからとりあえず練習メニューの見直し、というか、まずは、場所の確認や、チームの一人の1人のプレーの確認からする」

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