つなぐ

王の土地は荒れていた。

心も亡くなった人々しかいなかったのだ。

王に何も残っていなかった。

王は子を食べたのだ。


こころの中で叫ぶ言葉は

—おまえはうまれてきてはいけなかった。—


王は子を探したが食べてしまったのを思い出し。目の前の風景に家族の面影を浮かべた。

王は不幸を嘆いた。

廃棄した女子のことを今更思い出した

王には財があり、情は黙っていてもついてきた。王は飽いたのだ。

無限な地獄に、飽いたのだ

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