小説は何時に投稿するのがベストなのか2

「で、小説が読まれる時間帯、三峰の根拠ってなんですか?」


 早く結論が知りたくて俺はハカセに迫る。

 個人的に「続きはWEBで!」みたいなやり方って嫌いなんだよな。


「う、うう……、そんな迫ってくれるなジョシュよ……」


「迫りますよ、むしろ迫るのがゾンビーの役目でしょうが」


「ああ、私はゾンビーのジョシュに無理やり犯されて凌辱されてしまうのだな……」


 覚悟を決めたハカセが〝くッころ〟みたいな顔をしている。


「いや、勘弁してくださいよ。ゾンビーにも選ぶ権利はありますから」


「なっ! なんだと!? 超絶美少女で天才の私のどこに不満があるというんだ! こんな最高の遺伝子は三千世界を探しても他にないぞ!」


「自分で言っているところが、もうイタタタタですね。もとよりヘッドショットしたりゾンビーに改造したりしてくる頭のおかしい人を犯したいと思いますか?」


「ゾンビのクセに生意気だぞ! ……まあいい、それでは朝、夕の通勤通学時間帯と昼休みの時間の三峰に読者が多いことを示すソースを教えてやろう」


 やっと本題か……。


「それはズバリ、なろうの時間別PVを見れば一目瞭然だからだ」


「おお……、ここに来て別サイトの名前が……。ってソースはそれだけですか?」


「これ以上のソースは不要だろう。付け加えるなら、作者が朝の満員電車に乗っているときに、前に立っていたオッサンがカクヨムを読んでいるのを目撃している」


「え、覗いたんですか?」


「バカモン、角度的に見えてしまっただけで断じて覗いたのではない。ちなみに、どんな小説を読んでいるのかまでは分からなかったぞ」


「とにかく、その三峰に投稿するのがベストなんですね?」


「いや、そうとも言い切れない。特にカクヨムの場合はな」


「どうしてですか?」


「三峰の時間帯は読者も多いが、作者の投稿も多いのだ。流動性が高く、投降した瞬間に新着小説のトップ画面から消え去ってしまう場合もある」


「良い狩場には多くのハンターがいる。みんな考えることは同じですよね」


「うむ。ただし、なろうの場合は新着小説の表示が随時更新ではなく、数分間毎に数作がまとめて更新されるため、運が良ければ2~3分は新着小説のトップに表示されるぞ」


「結局、カクヨムでは何時に投稿すればいいんですか?」


「知らん」


「は?」


「強いて言えば、三峰の時間にレビューを投稿してもらうのが一番効果的だろうな」


「はあ……」


「カクヨムは投降してからしばらく経ってPVが伸びたり、栞が付くことがあるから挙動が読めんのだ。もし理由を知っている方がいたら教えてほしい、お便り待ってます!」


「え? これで終わり?」


「次回はキャラクター人気投票の結果を発表するぞ☆」


「登場人物2人で!?」




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