異世界スローライフ農場、俺は本気で『スローライフ』をする

第37話 いろんなハーブ

一馬は、畑で丁寧に育てたハーブを少しずつ収穫し、町の市場に持って行くことにしました。ナビィと一緒に準備を整え、ハーブを小さな束にまとめ、丁寧にカゴに並べて持ち運びます。市場に着くと、一馬はハーブのカゴを目立つ場所に置き、「新鮮なハーブいかがですか？」と声をかけながら、売り始めました。

数人のお客さんが興味を持ち、カゴの中を覗き込みます。その中の一人が、「このハーブ、どうやって料理に使うの？」と質問しました。ナビィは少し前に出て、ニコッと微笑みながら説明を始めます。

「このバジルはトマトと相性が良くて、サラダやパスタに使うとすごく美味しいですよ。ペストソースを作って、パスタに絡めると最高です！」と、ナビィが教えてくれます。

別のお客さんがシソを指差し、「このハーブは？」と尋ねると、ナビィはすぐに答えます。「これはシソですね。和風の料理にぴったりで、お刺身と一緒に食べたり、天ぷらにしても美味しいですよ。」

ナビィの説明にお客さんたちは感心し、「それなら、一つもらおうかな」と購入してくれます。一馬はナビィの知識に感謝しながら、次のお客さんが来るのを待ちながら猫を撫でていました。ナビィはさらにいろんな調理法を説明し、お客さんたちにハーブの魅力を伝えていました。