第10話 町までの道のり
数日待つのが退屈だと感じた一馬は、女神からもらった100キロのお米の一部を最寄りの町で売ることに決めた。彼はナビィに道案内を頼み、米を少量詰めた麻袋を持ち上げる。
「ナビィ、この辺りで一番近い町ってどこだ?」
ナビィはすぐに飛び上がり、南の方向を指差した。「この農場から少し歩いたところに、クレストンという町があるよ。そこは市場も開かれていて、きっと米を買い取ってくれる人がいるはず!」
「クレストンか…よし、行ってみよう。」一馬はナビィに感謝し、足を踏み出した。道中、ナビィは小さな体をフワフワと浮かせながら、周囲の景色や町までの距離を教えてくれる。
「クレストンまでは徒歩で1時間ほどかかるけど、道は平坦で、あまり危険な場所もないよ。あと、市場には色々な商人がいるから、面白いものもたくさん売ってると思うよ。」
一馬は頷きながら、ナビィの案内を信頼し、町へと向かう。彼は無限体力のおかげで重い米袋も軽々と持ち運び、移動に疲れることもなかった。
クレストンの町に着くと、ナビィの案内で市場へと向かい、米を売るための準備を整えた。市場の雰囲気は活気に満ちており、様々な商品が並べられていた。
「さて、この米を売って、何か役に立つものを手に入れようか。」
ナビィは嬉しそうに一馬を見上げ、「きっと良い買い物ができるよ!」と期待を込めて微笑んだ。
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