第2話

 



 お兄ちゃんとの出会いは、まさに運命的だった。


 親に酷い虐待を受けた私は必死に家から逃げて来た。


 そして、その途中で私は階段から落ちてしまい、


【・・・大変だ!!大変だ】


 私は気を失ったが、お兄ちゃんが後に周りの人に助けを必死に求めてくれたらしい。


 そのあと、事情をこっそり聞いたお兄ちゃんは私を助かる為に必死に説得してくれた。


 義妹は何としてもでも俺が守るからと




____________





目が覚めるとそこは真っ暗な世界。


 もう何もかも見れない。


 黒い巨人?怪物?なんだろうまぁでもいいや。


 前の世界?いやこの世界の方がいいかも


 ________


春「お兄ちゃん、お兄ちゃん!!何を言ってるの!お兄ちゃん!!」


「・・・俺はなにもしてない」


「そうだよ!!お兄ちゃんは何もしてないんだよ!!してなかったんだよ。」


 私は誤解していた。完全に騙されてしまっていたしまっていた。


 「俺は、してない」


さっきから、まるで私を認識しないで同じことしか話して居なかった。


 「そんな、そんな・・・」


義妹は大切で唯一の意中の相手でもあった彼を傷つけて、そして取り返しの付かないほどに傷つけてしまった。


 「・・・返事をしてよ。お兄ちゃん」



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