弟さんはその後、すくすくと成長されたのでしょうか。
なかなか見上げた根性の方とお見受けしますが。
中国に駐在していた一家が日本に帰ることになり、かわいがっていた犬を中国人に引き取ってもらい、いよいよ出立という時にその家の男の子が最後にひと目犬に逢いにいくと既に食われていたという話よりはマシな気がします。
作者からの返信
朝吹さま、お久しぶりです。弟はおかげさまで先年他界するまで現代詩で頑張っておりました。ただ、このお話はストーリーとしては特別面白いものではありませんでしたので、ちょっとした悪戯で、「この弟、もしかして夭逝したのでは」と心配して頂くためにさりげなく仕込んではみたのものの、多分、誰にも伝わらないだろうと思っておりました。朝吹さまにはニュアンスを読み取って頂けたようです。鋭い!
ギェッ!中国のそのお話だけはご勘弁を!
エロスの里、そのうちまたよろしくお願い致します。他の企画でもお待ちしています。
良い話ですね。
私も同じで、小さい頃に虫を殺したのを今になって時々思い出し、よくもあんなことができたもんだと呆れることがよくあります。
最近は感情の抑制が効かないのか、害虫を潰すのにも「君はタケニグサの栄養になるのだ」とか声に出して言い訳していますし、そのタケニグサにしてもどこかから種が飛んできて勝手に生えたのをかわいそうで引っこ抜けなかったものだったり。
ただ、タケニグサが花をつけるのを見るのは幸せで、それは子犬が引き取られて良かったと感じるのと似ている気がします。害虫の死を意図的に無視して花を眺めるのと、引き取られなかったかもしれない他の子犬を無視して引き取られた子犬の幸せを喜ぶのが似ているという意味で。
すみません、なんだかまとまりませんが、色々考えさせられる作品をありがとうございました。
作者からの返信
小此木さま、こんなに丁寧なご感想をありがとうございます!
本当に、本当に!そうなのです。友未も書きながら、貰われなかった子たちは浮かばれないじゃないかと溜息を吐かずにはいられませんでした。
友未の場合、残酷すぎた子供時代の反動からなのか、今では蚊もハエもゴキブリも殺さず、水たまりに羽虫が落ちていたら助けてあげるような聖人か僧侶のような生活を送っています。ですが、お肉は大好きなので、やはりよだかの星になるしかないのかもしれませんね(きっとなれない)。
ですから、この作品、あまり好きになってやれないかも …