第2話 出会い

俺は荒れていた、これまでどれだけ会社に貢献してきたと思うんだ。

ただ、ねずみ男にはめられて、解雇させられている自分についても、嫌気がさしていた。


これからどうしようかな。


俺は今後のことを考えていた。


お金は使う暇がなかったことと、残業と休日出勤でかなり潤っていた。


どうしようかと考えながら、ふと町にある大型のテレビで


「ダンジョン記念日、今日で世界にダンジョンが表れて5年。

興味あるものは探索者はダンジョン協会で鑑定できるよーみんなどしどし来てねー。」


ダンジョンか、俺が転職して一番楽しかった時期で仕事にのめり込んでいたから、興味がわかなったんだよな。

確か、人によって能力を得る人もいるという話なんだよな。

無職になったし、ダンジョン協会にいってみるのもいいかもしれないな。



「ねぇ。。。。」


ん、何か聞こえたが、周りには誰もいないな。



「こっち。。。きて」


なんだか自然とひきよせられていく。


「そう、こっち。あなたは選ばれ。。」


そこには何もないのに何かある気がする。

すると吸い込まれるように、


「なんだここは。」


俺は今いた場所から全く知らな場所へと移動していた。


ファンタジー世界のような幻想的な空間だった。


「さっきまで、商店街を歩いていたのに、、、」


・・・やっと見つけた。


音ではなく、頭の中に直接響いてきた。


・・・私は「●▲■」

あなたをやっと見つけた。


「突然見つけたとかどういうことだ。」


・・・それはまだ言えない。

ただ、あなただけが適合者。

今はそれしか言えない。


「適合者ってなんだよ。わけわからない。」


適合者、この世界を救うもの。

この世界は今様々な勢力により、混沌の世界となっている。

その象徴がダンジョン。

ダンジョンは各勢力が独自に運営しており、そこで種族の眷族となってしまっている。

力を得て強くなった人間たちは、管理しているダンジョンを守ることと他の種族のダンジョンを破壊するように、知らず知らず洗脳されてしまっている。

管理している種族は眷族が強くなればなるほど、力を得ていく。

ただ、ダンジョンはコアと呼ばれる核があり、それを破壊することが出来れば、眷族を開放される

ダンジョンの誕生については、今は言えない。

これ以上はレベルとランクを上げて、開放するしか方法はない。


「壬生 由羅」よ、我が種族と契約し、この世界を守って。

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