異世界でTS幼女はおいしみを食べたい
あさねこ
第1話
気づいたら花畑で大の字で寝てた、ウケる。
さらに気づいたらTSしてた、ウケる。
なんかステータスも見れるし、性別が女になってた、ウケる。
よくわからんけど、どうやら転生したっぽい、まじでウケる。
ま、人生転生したり、TSすることもあるだろう、前向きに行こう、前向きに。
チートもあるしなんとかなるやろ。
さて、どうしようかね、神様転生でもなさそうだし、他の転生者もいないしやることがわがんね。
これはあれやな、好き勝手やっていいやつやな、キタコレ。
ならばこの世界でやることは決まっている。
チーレム? 残念だったな、寧ろ俺が幼女だ。
異世界蹂躙無双? 残念だがそこまでできそうなチートじゃねぇし、そもそも何が楽しいのかわがんね。
俺が求めてるのは、そんなもんじゃねぇ。
あ、スローライフとかも興味ないわ。
そんなものより俺が欲しいのは。
【おいしみ】だっ!
あん? おいしみって何だって?
そらおめぇ、おいしみはおいしみだよ。
甘いものや辛いもの、うまい食べ物がおいしみだよ。覚えておくように、OK?
ばーちゃんがよく「おいしみ食べるかい?」って色々食べさせてくれたお陰で俺はもれなくおいしみ大好きマンになったのだ、ばーちゃんありがとう。
折角の異世界だ、元の世界じゃおいしみがほとんど食えなかったしな! 俺はこの世界のおいしみを食べ尽くすぜ!
という訳であてもなくてぽてぽと歩く。
いやリアルてぽてぽだわ、なにせ素足だから歩くの大変や、石なんて踏もうものなら泣いて騒ぐ自信があるね。スキルに【痛覚無効】があるけど。
転生する前から痛みには強かったからなぁ、任せておくれ。痛みの我慢強さで大会1位を取れる自信があるわ、秒でぼこるは。
基本暇だったんで創作小説とかは読み漁ったから、基本的に転生ものやらなにやらは習得済みだ。
まさか俺がそんな転生をするとは思わんかったが、特に友人とかも居なかったしこれはこれでいいんではなかろうか。
更には異世界のおいしみだぞ? 期待しかねぇ、と言う訳でれっつごー!
―
テンプレとエンカウント!
テンプレとエンカウントしますた!
やはり転生チートものはこれだろう!
目の前にはモンスターに囲まれて倒れてる美少女と美少女。
さらに怪我をしてふらふらしながらも立って武器をぶんがぶんがしてるイケメン!
見た所全員15~18歳位だろうな、ふっ、若人よそのままでは死ぬだろう。
更にはいやーんであはーんなことにもなるだろうな! 何せ襲ってるのは俺でも知ってる「ざ! ゴブリン!」だし。
臭すぎるっぴ。ここからでも異臭が漂うとかありえないっぴ。
さて、スルーしてもいいんだが美少女が死ぬのは世界の損失と小説ではよく書かれている。俺もそう思うね! イケメン? ハハッ
それに今の俺は素寒貧な上に、道もわからにゃいと来たもんだ。ならばここでどーんと助けて盛大に恩を売ってキャーキャー言われつつおいしみを頂こうという算段である!
俺みたいな現幼女が突っ込んでも死ぬだけだろと思った諸君、俺にはチートがあるのん。
そう! 俺の勝利はゆるぎない! まー、使い方が少々面倒なんだが!
という訳でかわいこちゃんとおいしみ、ついでにイケメン君の為に突貫しまーす!!
ゴブリン氏、持ってたこん棒を振り上げて止め刺そうとした所すまんね! その攻撃俺が頂いたああああああ!
ごめしゃっ! って感じでイケメンを突き飛ばしてこん棒がクリティカーーール!
普通に考えたら痛いじゃすまないんだろうが、いたくないね! 痛覚無効だから!
ほい、あいつら今更俺に気付いて戸惑ってるよ。美少女たちが目をぱちくり、イケメンもぱちくり、ゴブリンもぱちくり。なんだよお前等可愛いかよ?
あ、違うわゴブリンはきもいわ。
んで、なんか騒いでるイケメンだが、【条件】は整ったのでチートどーん!
わははは、勝利! おれさいきょー!
ただ問題は、痛覚は無効だけどダメージは残るので俺気絶します!
おい、おまいら。幼女が助けたんだから見捨てずに俺を拾って帰るように?
そしておいしみを用意するのだよ?
んじゃ、グッナイ。
──────────────────────────────────────
ソウルギアを書く余裕と時間が物理的に取れず。
でも何かを書きたい欲に襲われて書きなぐりました。
適当に続きます。
頭空っぽにして読んでくれていいです。
おいしみだいすき。
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