第8話 ギルド

(奴隷って日本に連れて帰れないんじゃ……。じゃあ帰る意味なくね?)


「よし、しばらくここで生活しよう」

「ご主人様、近くにギルドがあります」

「ギルド?」

「クエストの受注ができます」

「さっきからなんで英語?」

「?」

「何でも英語で言うと、後から思い出して恥ずかしくなるぞ」

「えっ?」

「……とりあえずそこ行ってみるか。ギルドね。プッ」


……


ついてみると、かなり混んでいて、受付には長い列ができていた。鎧を付けた人や剣を持っている人が多い。


(イベントでもあるのか?)


「これ待つのかよ」

「待ちましょう!」

「うへぇ」


……


柴田たちの番が来た。


受付「冒険者の方ですか?」

柴田「は?」

受付「?……登録は済んでますか?」

柴田「まだだけど」

受付「ではここに書いてください」

ソーニャ「私はすでに登録してますのでいいです」

柴田「わかった。柴田宏っと」

受付「では登録します」


……


受付「これが冒険者証になります」

柴田「冒険者?」

受付「はい、冒険者です。最初はFランクからのスタートですね」

ソーニャ「私はCランクです」

柴田「えずるい。交換しよ」

受付「駄目です」

ソーニャ「Fランクの薬草採取クエスト受注します」

受付「わかりました」

柴田「薬草採取?」

ソーニャ「はい、まずは簡単なものをやってランクを上げましょう」

柴田「おう」


柴田たちは薬草を取りに街の外に出た。

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