幽霊シェアハウス
ゴリラッパ
1話 起床
これは僕が大学生だった頃の話です。
貧乏学生だった僕はボロアパートに住んでいました。そこのアパートはいわくつきのボロアパートで、夜中になると足音が聞こえてきたり女の人の声が聞こえてきたり怪奇現象が起こりまくるアパートでした。その日の夜も夜中になると足音や声が聞こえてきました。
しかし人は慣れるもので足音や声が聞こえた程度じゃ驚かなくなっていました。
そしてそのまま目を閉じ眠っていると急に鼻先に吐息のようなものを感じました。恐る恐る目を開けてみると目の前に女性の顔がありました。その女性は僕の身体に覆い被さり抱きしめるような形で僕の顔をゼロ距離から凝視していました。僕はあまりの恐怖にそのまま気絶そして朝を迎えました。目覚めた僕は昨日の出来事を振り返り夢だったのか現実だったのか、幽霊だったのか不審者だったのか考えていると身体にある違和感を感じました。そうめっちゃ勃っていたのです。今まで見たことないくらいギンギンに勃っていました。不審者なのか幽霊なのか得体の知れない女性に欲情していたのです。後にも先にもあんなに悔しかった思い出はありません。
幽霊シェアハウス ゴリラッパ @gorilrappa
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