一夜


「でも、キミは確か売春の斡旋をしていたんだろう?良いじゃないか、キミに売られた女子生徒の分だと思えば、悪因悪果と言う奴だ、それと…」


彼女の前髪を引っ張った。

体を少しだけ浮かせるとともに下着を無理やりつかんで引っ張り上へと上げる。

胸を隠そうとする両手を掴んで片手で拘束すると彼女は逃げる事が出来なくなった。


「…お前は自分の立場を理解してないから、雑に使ってやる、精々泣き叫んでいろ」


そのように冷めた口調で言う。

自分がこれからひどい目に会う事を確信した彼女は涙で顔を濡らした。


「ひ、ぃッ…っ」


せいぜい出来る事があるとすれば悲鳴を上げる事だけだった。




























遠崎、くんっ、からだ…そこ、なんか変な、感じ、するか、ら…


か、かわいい?…ぁ、ひっぱっちゃだめ…のび、のびちゃう、から…


ぁッ…ちゅっ…んぁっ、くすぐったい、よっ…ふっ…ふーっ…


っ、たッ…ん、ううん、っ、びっくり、して…ふあ!?


あっ…は、げっ、し、ぃッ、んっ、あっ…はっ…え、?あ、ち、ちがっ、かんじ、てっ…


ちがっ、えっち、じゃない、もんっッんあッ!!































むりっ、むりっだから、!!おっきいの、むりっ!!そんなのはいりっこないっ!ねえ、やめてよっ!

あやまるからっ!みんなっ、ほかの女子たちに!!ごめんなさいって!!


だから、ねえっ!は、はなし聞いてんの!?


わ、わたしが謝るっていってるのにッ、ねっ!こわい、こわいからぁっ!!


はっ…え、あ…ほ、ほんと? ほんとに、しない?


ぇ、?…っ、~~~~ッたッ、な、なんでっ、しないって、しないって言ったのにッ


いっ、ぎッ、う、ぞッ、うぞッづぎッ!嘘吐ぎぃ!!ぁ、ひっ、あッ!!


ううぅぅううぅうううッ!!!































翌日の朝。

クラスメイトたちは遠崎識人たちの動向が気になって仕方がなかった。

結局あの後は彼女たちを連れて遠崎識人は自室へと戻って行った。

今回の話題では本当に遠崎識人が彼女たちと一夜を共にしたのかどうかということだった。


「転校生、マジでヤったのかな…」

「流石に、昨日今日でシステムも分かって無いんだぞ?脅し文句だろ…」


男子生徒たちはそのように話し合っていた。

不謹慎と思いながらも女子生徒たちもその話で話題になっている。

主に鞭野瑪瑙によって体を売ることになった女子生徒たちは鞭野瑪瑙のことに関しては自業自得だと唾を吐く勢いだった。


「鞭野がやられたらスカってするけどさぁ」

「けど…白宮さんは可哀そうだよねぇ…」


しかし白宮桃花の方は違う。

明るい彼女はクラスメイトの中心的存在だった。

彼女のことを嫌いになる生徒はあまりいなかった。

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