第2話

数分待つと、一人の若い女性の人が近づいてきた。「初めまして、私が藤山さんの担任の島田静香って言います。これから1年間よろしくね。」

「藤や、……藤山祐奈です。これからよろしくお願いします。」

『予想外なフレンドリー話し方で出だしいつもみたいに話しちゃった。』

「私は、これからホームルームに行ってくるから、あそこの会議室で待っててほしいのだけれど」

「わかり、ました」

「中に同じクラスで今日から転校してきた、男の子がいるからその子と話して待ってて終わり次第すぐ呼びに来るから。」と少し早口で言って小走りで去ってしまった。

『男の人と二人きりとかきっ、気まず。せめてイケメンでは無く、静かそうな人でおねがいします。』誰もいない廊下で静かに天井を見上げた。




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