第22話 警察一家

 お店の人が何故、毒入りの薬草を売ったのか、または間違えて売ったのかは不明だが、それを突き止めるのは僕の仕事ではなく、警察の仕事だ。


 結果的にミルフィーユの行動が、事件の真相を知るきっかけになったのだが、 


(こんな目にあっていいはずはない!)


「ごめんなさい。あのハーブに毒が入っているなんて、知らなかったのよ」


 ミルフィーユは僕の話が終わった後、すぐに謝ったが、僕は当然のように入院費と調査費をたっぷりと請求した。


「プティング家って、どういうお家なんですか?」


 前から疑問に思っていたことを、アリンに聞いてみると、


「先祖代々続く警察一家です」


(警察一家? あのプティング家か!)

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