逆学級裁判
朽木桜斎
0 あらすじ
まずはざっくりと「あらすじ」を書いてみようと思います。
ここは小説投稿サイトですから(苦笑)
30程度前の出来事です。
あれは小学校に入学してすぐのことでしたから、季節はおそらく春だったかと思います。
新任の若い先生、仮に「A先生」としましょう。
ある朝A先生は、「ホームルームの時間だというのに生徒たちが騒いでいる」という理由で、「逆学級裁判」を開始したのです。
適当な名前が思いつかないですし、いまをもってこういう事例を耳にすることはまずないですから、便宜上の呼称となります。
生徒が先生を裁くというのはよく聞きますが、これはその逆パターンですね。
A先生は、「騒いでいたことに対する正当な理由を述べられない者は、今後わたしの生徒として認めることはできない」という主旨を言い放ちます。
詳細は次回以降に譲りたく思いますが、これによってある種の「リトマス試験紙」的な行為がなされたのです。
いま冷静になって考えると(あまりにも遅すぎた気もいたしますが)、教育的・社会的・人間的など総合的に相当「ヤバい」ことをやっていたと思います。
当時の法律に照らしてもどうだったのかあやしいものです。
結果的にこの「事件」は収束を見るのですが、少なくともわたしは大きなトラウマを背負うことになります。
いまだに「自分はこの世にいらない存在なのだ」と苦しみつづけているわけです。
あの「事件」はいったい何だったのか?
わたしが自分に負けなければ続きを書いてみたく思います。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
つらい方もいらっしゃったかと思いますが、なにとぞご容赦ください。
ここですでに、おそろしい事実に気がついている方もいらっしゃるかもしれません。
それはこのお話の最後に結びたく思います。
それでは失礼いたします。
逆学級裁判 朽木桜斎 @kuchiki-ohsai
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