「ニャゴン団、地球に帰還!?新たな敵が待ち受ける!」
――――
月面での協力関係を築いたニャゴン団とルナニャンは、共に築いた拠点を後にして、地球へ帰還する準備を進めていた。月面での任務は成功し、ニャーダスをはじめとする団員たちは自信に満ち溢れていた。
「月面征服は大成功ニャ!次はどこを目指すかニャ?」ミャーミャが意気揚々と話しかける。
「まずは地球に戻って、我々の勝利を祝うニャ。それから新たな計画を練るニャ!」ニャーダスは満足そうに答えた。
ミャウスペース1号に乗り込み、ニャゴン団は地球への帰還を開始した。月面での成功を胸に、彼らは次なる冒険に胸を躍らせていた。
――
地球の大気圏に突入し、ニャゴンタワーの近くに無事着陸したニャゴン団。彼らは地球に戻ってきた喜びを分かち合い、これからの計画について話し合おうとタワーに戻った。
しかし、タワーに入ると、何かがおかしいことに気付いた。
「ん?なんだか様子が変だニャ……」ニャムが不安げに周囲を見回す。
「確かにニャ……タワーの中が妙に静かだニャ」ミャーミャも同意する。
ニャーダスは眉をひそめ、慎重にタワー内を進んだ。やがて、彼らはタワーのメインホールに到着したが、そこには予想もしなかった光景が広がっていた。
「これは……何だニャ!?」
ホールの中央には、巨大なロボットが立ちはだかっていた。その周りには、見慣れないネコ獣人たちが集まっていた。彼らはニャゴン団の帰還を待っていたかのように、不敵な笑みを浮かべている。
「お前たちは何者ニャ?」ニャーダスが声を荒げた。
その中から一人、リーダーらしきネコ獣人が前に出てきた。彼は高慢な態度でニャーダスに答えた。
「我々は『スカーニャン団』ニャ。お前たちが月で遊んでいる間に、地球で勢力を拡大していたのニャ」
「スカーニャン団!?聞いたことがないニャ!」ミャーミャが驚いた様子で叫ぶ。
「当然ニャ。我々は影から活動していたからニャ。しかし、今やお前たちの拠点を制圧し、この地球を支配する準備が整ったのニャ」スカーニャン団のリーダーは不敵な笑みを浮かべる。
「そんなこと、させるわけにはいかないニャ!このタワーはニャゴン団のものニャ!」ニャーダスは強気で応じたが、スカーニャン団のロボットが一歩前に進み、圧倒的な存在感で彼らを威圧した。
「我々のロボット軍団に勝てると思うニャ?」スカーニャン団のリーダーは挑発的に言った。
ニャーダスは一瞬戸惑ったが、すぐに団員たちを見渡し、決意を固めた。
「ニャゴン団よ、我々は月を征服したのと同じように、この新たな敵を打ち倒すニャ!」
団員たちはリーダーの言葉に勇気づけられ、一斉に戦闘態勢を整えた。ニャゴンタワーは再び戦いの場となり、ニャゴン団とスカーニャン団の激しい戦いが幕を開けた。
――
戦いは熾烈を極めた。スカーニャン団のロボットは強力で、ニャゴン団は次第に追い詰められていった。しかし、ニャーダスと団員たちは決して諦めることなく、協力して戦い続けた。
「我々には月面で培った技術と、団員たちの絆があるニャ!負けるわけにはいかないニャ!」ニャーダスは叫び、ミャーミャとニャムもそれに応じた。
戦いの中で、ニャサの技師たちが秘密兵器を投入した。それは、月面で開発された「グラビティ・バスター」を改良した装置であり、敵のロボットの重力を操作し、動きを封じることができるというものだった。
「今がチャンスニャ!」ニャムが叫び、ニャーダスが指示を出す。
「全員、一斉攻撃ニャ!」ニャーダスの号令とともに、ニャゴン団は総攻撃を仕掛けた。グラビティ・バスターが作動し、スカーニャン団のロボットは動きを封じられ、次々と倒れていった。
「この勝負、我々の勝ちニャ!」ニャーダスは自信満々に叫んだ。
スカーニャン団のリーダーは悔しそうに歯ぎしりをしながらも、ロボット軍団が全滅したことを認め、撤退を余儀なくされた。
「覚えておけニャ、ニャゴン団!次に会う時は、必ずお前たちを倒すニャ!」スカーニャン団のリーダーは捨て台詞を残し、姿を消した。
――
こうして、ニャゴン団はニャゴンタワーを取り戻し、新たな敵を退けることに成功した。団員たちは疲れ切っていたが、勝利の喜びで満たされていた。
「やったニャ、ニャーダス様!また勝ったニャ!」ミャーミャが歓声を上げた。
「そうだニャ。我々は強敵を打ち倒し、ニャゴン団の力を再確認したニャ!」ニャーダスも誇らしげに応じた。
しかし、彼らには次の挑戦が待っていることを、ニャーダスは感じていた。
「これからも我々の冒険は続くニャ。次はどんな敵が待ち受けているのか、楽しみニャ!」ニャーダスは団員たちに微笑みかけ、再び未来に向かって歩き出した。
――――
次回予告
次回、「ニャゴン団、新たな同盟!?再び宇宙へ!」
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