【帰り道】
【帰り道】
「あーあ、結局
「きみは何味が好きなの?」
「イチゴ? ふ~ん甘酸っぱい味が好きなの?」
「へぇ~」
「あ、そうだ。わたしと直接キッス、してみない?」
「甘酸っぱいイチゴ味かもしれないよw」
「えーなんでなんでーっなんで嫌なのーっ」
「わたしじゃ嫌?」(上目遣いで 可愛らしく)
「( ´艸`)ふふふ かわいいなぁ♡」
「本当はしたいんでしょ?♡」(耳元でささやくように)
「いいんだよ、素直になって」(耳元でささやくように)
「言ってごらん、直接キッスがしたいですって」(耳元でささやくように)
「よろしい、ではきみの好きにキスしていいよ♡」
「じゃあ、目を瞑るからね」
「優しくしてね♡」(耳元でささやくように)
「? ん?」
「どうしたの、きみ」
「いいんだよ? わたしの唇に重ねて」
「やっぱ、あれなの、経験無いとか?」
「一瞬でもいいよ、軽くちゅって感じで」
「じゃあ、もう一度目を瞑るからね」
「? ん?」
「どうしたの、きみ」
「え? やっぱり無理? そ、そっかあ」
「残念だったね、こんな美少女とキスできるのに……」
「あ、UFOっ!」
――ちゅっ
「( ´艸`)ふふふ♡ 今回は特別大サービス♡」
「きみのファーストキッスはわたしが奪ったw」
「きみの人生の最大の出来事だね」
「ん? だいじょうぶだよ、暗くなってきてるし誰も見てないよ」
「もう一回、して欲しい?♡」(耳元でささやくように)
「ふふふ、乙女な男子みたいで可愛いよ、きみ~」
「暗いから足元見えにくいなあ」
「きみはメガネかけてるから、見える?」
「実はわたし、少し目が悪いんだよね」
「コンタクト入れようと思ったけど怖くて……」
「今は裸眼だけど、きみと同じように家じゃメガネをかけてる」
「小学校の時もメガネかけていたけど、体育の時間とか鬱陶しいじゃん」
「だから――」
「あ、ここ? きみの家? なんかあっという間だね」
「ふーん、けっこう立派な一軒家なんだね」
「え? まあ、わたしの家もそこそこだよw きみには負けるw」
「あ、あれはきみのお母さんじゃない?」
「心配して出てきたんだね。愛されてるねーきみ」
「おじゃま虫はさっさと帰りますよー」
「その前に」
「明日もえっちな遊びしようね♡」(耳元でささやくように)
「うっそーん♡ じゃ、また明日~!」
【帰り道 END】
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