【パンツ】




キーーンコーーンカーーンコーーン


「き~み~」


「帰ろうとしたでしょ?」


「忘れてた? ちょっと耳貸しぃ」


「海に沈めたろか」


「冗談よ冗談w」


「わたしの怖い感じもまた良くない?」


「そうそうそこは『うん』で正解。じゃないとほんとに海に沈むところだからねw」


「五時間目、保健体育だったけど退屈だったわ~」


「君はどう? 興奮でもしてた」


「してないかあ。ちゃんと勉強しなさいよお~きみー。学年一位を狙いなさーい」


「じゃあ31アイスを食べにいきますかぁ~。れっつごおー」


「って、やばい、ノート忘れた」


「ちょっと教室戻るね」


「あ、君もおいでよ」


「ほーらはやく」




【教室】


「あれ、誰もいないや」


「まあ、いいや。ノートノート♪」


「あったあった」


「ああーっ! き、君っ! わたしがノート探そうとかがんだときパンツ見たでしょっ!」


「白状しなさーい、嘘つくといいことないわよー」


「くまさん……き、きーみー、……わたしのパンツを説明しなくてもいいから……」


「でも」


「うれしかった?」(耳元でささやくように)


「正直に言ってみなさい」(耳元でささやくように)


「ほーら」(耳元でささやくように)


「はい。良くできました( ´艸`)」


「明日はイルカさん履いてくるね♡」


「あ、あれ、君? だいじょうぶ? なんか鼻血出てるよ?」


「って、き、きみーっ!」


「だいじょうぶ?! 今、保健室に……って重い……先生呼んでくるねっ!」




【保健室】


「あ、目が覚めた?」


「いきなり倒れたからびっくりしたよ~」


「一体どうしたのよ」


「もしかして、?」(腰回りを指さす)


「わたしのパンツに興奮したの?w」


「くまさんに?w」


「うけんだけど~w」


「え? いま? 今は先生いないよ~。二人だけ♡」


「やっと二人きりになれたね」


「あんなことやこんなこと、してもいいんだよ~♡」


「あ、それとも、されたい?w されたい側?w」


「目を逸らさないの~」


「わたしは君を見つめてるじゃん? 君もわたしを見つめてよ」


「ほーら」


「あ、どこ見てんのよ」


「やっぱ、大きい方が好き?w」


「もうえっちなんだから~」


「君は特別に触っていいよ」(耳元でささやくように)


「え? だってリアクションがおもしーから。わたしのおっぱい触ったらどんな反応するかなあって」


「どうする?」


「大丈夫。誰にも言わない。二人だけの秘密♡」


「あ、きみー? 手を伸ばしてきたな~♡」


「あと少しだよ」


「あと少しでわたしのおっぱいに触れるよ」(耳元でささやくように)


キーーンコーーンカーーンコーーン

校内放送

――学校に残っている生徒は全員速やかに帰りましょう

――繰り返します

――学校に残っている生徒は全員速やかに帰りましょう


「あーんもう残念」


「もうそろそろで先生がここにやってくるはず」


「おっぱいはお預けだね♡」


「君も残念だったでしょ?w」


「だいじょうぶ、減るもんじゃないし。また機会があれば触らせてあげる♡」


「でもかなり興奮したんじゃない?w」


「固くなってるよ」(耳元でささやくように)


「違うちがうw 君が緊張して固くなってるねって話w 誰も股間の話はしてないよw」


「ところでラッキーだったんじゃない? わたしのブラ少し見れて」(耳元でささやくように)


「見てない? ( ´艸`)ふふふ いやん、嘘つきは泥棒の始まりだぞ」


「わたしのブラ、泥棒しないでよねw」


「顔が赤いぞ、きみ 変な妄想してた?w」


「そーれーとーもー」


「パンツの方がいい?w」(耳元でささやくように)


「( ´艸`) かわい♡」


「あーあ、きみを彼氏にしたいなあ」


「なんでって、おもしーからだよ」


「きみってリアクション大王だよね」


「使い方間違ってる? だいじょうぶ、だいじょうぶw」


「きみもさー、わたしが彼女だとうれしいでしょ?♡」


「だよねだよねー♡ わたし、いっぱいきみに奉仕しちゃうかも♡」


「ブラもパンツも見放題だよ♡」(耳元でささやくように)


「は・だ・か・もっ♡」(耳元でささやくように)


「キャハハ(≧∀≦) うける~w サイコーだね、きみ!」


ガラガラガラガラ

(保健室に先生が戻ってくる)


「あっ、だいじょうぶです先生。自分たちで帰れます」


「はい。先生、さようなら」


「………………」


ガラガラガラガラ

(保健室から先生が出ていく)


「先生、会議なんだって」


「だから、自分たちで帰れるかって」


「ん? まだふらふらするの?」


「そぉ じゃあ送ってくよ」


「なんか男女の立場逆転しちゃってない?w」


「送らなくていい? 遠慮しないでわたしに甘えなぁー」


「ほら、もう一回手を繋ぐチャンスだよ」


「ね?」


「いーこいーこ♡ 学年二位の頭はだてじゃないんだね」


「荷物はさっきわたしが運んできたからだいじょうぶ。すぐに帰れるよ」


「じゃゆっくり立つんだよ」


「また倒れたりしたら大変だからね」


…………………………、きゃっ!

(床に二人、倒れる音)


「き、きみ?」


「ち、近いよ……」


「な、なんでどいてくれないの?」


「……………………………………」


「ごめん…………」


「き、きみ、なんか近くで見るとちょっとカッコいいよね、」


「………………………………」


「だいじょうぶ、ケガしてない」


「きみは?」


「そう」


「………………帰ろっか、」



【保健室 退室】



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