第3話

今日はノアとルカと三人で温泉宿に来た。

宿に着いてから温泉街を観光したりのんびり歩き回ってあっという間に夜になった。

各部屋に広い半露天になったお風呂が付いているんだけど…。

「なんで一緒に入ってるんだろう…」

三人で入っても余裕がある程広い事に驚いた。

でもなんで一緒に入ってるの?

タオルを巻いてはいるけど恥ずかしい…。

「んー?広いしたまにはいいんじゃない?」

「気にするな」

よくない、気になるよ。

お湯にぶくぶくと沈む。

ルカに抱えられて恥ずかし過ぎて逆上せそう。

二人の機嫌が良さそうでそれは嬉しい。

嬉しいけど恥ずかしくて複雑な気分。

「嫌だったら出るよ?」

「…嫌じゃないからいい」

二人とこうしていられるのは好き。

腹いせじゃないけどルカに体重をかけて寄りかかる。

ふっと笑う気配がした。

お湯の温かさと触れ合う肌の感触にふわふわしてきた。

「そろそろ上がるか」

「あ、そうだね」

二人に促されてお風呂から上がる。

上がった後は髪を乾かしてもらったり、至れり尽くせりだった。

その後は目も覚めて、美味しい料理を食べて、ゆったりとした時間を過ごした。

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