日々通り過ぎている「違和感」を形にしてくれる作品です。

何故か分からないけれど、なんかもやもやする。誰でもそういった経験があると思います。その「違和感」の正体を言葉にしてくれる、そんな作品です。
そして主人公は、感じる「違和感」に対してどのように接していくのか?また、その「違和感」の裏にあるものは?ぜひ読んで確かめてみてください。
また、比喩や言葉選びがとてもお上手だと感じました。そして主人公の暗い心情が淡々とした語り口で表現されていて、本当にすごいと思いました。
1万字という文字数で、こんなにも気づきをいただいたのはこの作品が初めてです。