最後に……。

あれからもう何千年もたった。

女の子の事は、忘れてはいないけど、今の仲間たちと楽しく過ごしてる。

カミサマでは無くて、ヘビタロウっていう名前で。

今の仲間たちも僕とは違った過去があるらしい。

いっぱい大変なんだろうな。

女の子は、いつの間にか消えてなくなっていたけど、もう悲しくはない。

あの時のヘンテコカミサマが言ったように女の子は過去のことにした。

あの楽しかった日々も、何もかも過去のことになった。

これでよかったんだと思うことにした。

そうしないとまた悲しくなるから。

もう泣かないようにしないと。


「もう会えないけど、じゃあね。」

過去に向かって小さく呟いた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

カミサマなんかになりたくなかった。 @Palukw

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画