第9話

・ジャックとリーンは洗面所に着くと手を洗う。

〈リーン〉今日はどうでしたか?

〈ジャック〉色々合ったぞ。数日前村が魔物の襲撃に合ってたらしい。村の中までは被害は無かったらしいが門番が死んだらしい。

〈リーン〉そんな大変な事があったんですね。

そう言われると最近森から出てきませんね。

〈ジャック〉あぁ狐と狼の魔物らしい。

狐はまだしも狼は森の奥でしか見たことがない。

〈リーン〉狼ですか、珍しい。

もしかしたら森に何か現れたかもですね。

〈ジャック〉かもしれんな。

明日辺りギルドが冒険者を集めて森に討伐隊を向かわせるらしい。討伐報告をバンカーが鳩を飛ばしてくれる。

〈リーン〉届くまで外出るのが怖いですね。

多少、武術は心得てますが狼の魔物とは戦った事がないですね。

〈ジャック〉俺も、狼とは数回しか戦ったことがない。さぁ手も洗ったことだし、飯を頂こう。

〈リーン〉そうですね。さっき出来たばかりなのでまだ温かいですよ。私は服きてきますね。

・ジャックとリーンはキッチンに行き、席に座る。テーブルの上には昼食べたサンドイッチが皿に乗っている。ジャックは喉に詰まらせないようにゆっくりと大口を開けて食べる。

リーンは嬉しそうに眺める。

〈ジャック〉やはり美味しいな。

〈リーン〉ありがとうございます、

美味しそうに食べてくれて嬉しいです。

・ジャックは食べ終わると、リーンはコーヒーをカップにいれジャックに渡す。

ジャックはコーヒーを受け取り、何かを思い出したように玄関に行き、紙袋を持ってくる。

〈リーン〉買い出しの分ですね。

〈ジャック〉あぁリスト通り買ってきた。

・リーンは袋の中から薬の材料とタオルと下着を取り出す。

〈リーン〉粉末にするのに時間が掛かりますが

3日あれば作れますね。

わぁこのタオルふわふわですね。

ん?この小包はなんですか?

〈シャック〉それも下着だ、今王都で流行っているらしい。

・リーンは小包を開けると綺麗なレースが縫われた下着が出てくる。

〈リーン〉綺麗な下着ですね。

今お気に入りのに穴が空いて直そうか迷ってたんです。後で着てみますね。

〈ジャック〉あぁ楽しみにしてる。

・リーンはウキウキしながら下着を袋に戻し

皿を持ってキッチンに行き皿洗いを始める。

ジャックは風呂場に行き湯浴みをする。

〈ジャック〉風呂が溜めてあるな。

疲れた日は浸かるのが一番だな。

・ジャックは体を洗い終わると湯船に浸かり

ゆっくり体を伸ばす。

・ジャックは小窓から外を見ると空には沢山の星が輝いていた。

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