第2話


「あいつがいなければいいのに」


「私さぁ話しかけてみたんだけど、あ、ああ、あってキモかった」


「うわぁ、ニヤニヤしてきも」




「はぁ、なんでこんなのが私の」



「あなたは、選ばれし勇者様なのです」


 「勇者様かっこいい!!」「勇者様!!」


「こっちむいて!!」 「大好き!!」


_____________


「はぁ、はぁ」


酷い悪夢を見た気がする。


 ってそうだ。


ハル 「あ、目が覚めたお兄ちゃん!!」


 「・・・あ、あ、あ、あ、あ」


ゆうは直ぐに布団を被った。そしてぶるぶる震えている。


 ハル「お兄ちゃん、大丈夫なの?ねぇ?大丈夫なの?」


優は恥ずかしくて、ハルの顔が見れないままゆらゆらと揺らされながら吐きそうな気持ちを抑えていた。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る