第103話 大陸東部の解放
旧ハルザンド王都のアゼルヴェードに動きがない。それを確認してジュードは大陸東部の国々、旧ゲイルズカーマイン地域の解放に着手する事を決めた。北大陸から送られて来る物資は十分にあり、また解放した地域からの志願兵も部隊としての体裁が整ってきている。キリングという男が作った据え置き型の
「帝国の動きには注意してくれ。アゼルヴェードが出て来たら撤退しても構わない。」
「東方には誰を向かわせますか?」
「俺が行く。」
「危険です。それにお体が完治していません。他の誰かに任せてはどうでしょうか?」
「アゼルヴェードと戦う前に
ジュードの東征に反対する者は多かったが、ジュードは自身の決定を押し通した。同行するのはジョルジアから戻っていた
旧ゲイルズカーマイン地域へ侵攻した当初はさほど苦労しなかったが、奥へと進むにつれて
「2人は無理をするな。退がれ。」
「お一人で無理される方に言われたくはありません。」
「3人で出れば敵の攻撃も分散するさ。」
ジュードが帝国軍の中央に突っ込むと複数の獣人兵が襲いかかって来た。褐色の肌の獣人兵。おそらくは
「斬れる。こいつら神性を帯びてない。」
「あぁ、だが龍神装具の速さに対応できる獣人兵がいる。ティーゼは
ジュードの言葉に従ってティーゼは
数刻後、
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