第45話 処刑

 前回から、PV120と☆0個を獲得できた。

 PVリワード換金率10倍キャンペーン発動、1200リワード獲得。

 現在あるのは、☆2個と325255リワード。


 PV2000の日が何だというくらい少ない。

 だが、いまのリワードでなんとかデシーラを解放して貰おう。


 コメントを14個も貰った。

 第2王子達が捕まるとのアドバイス。

 これで本当に方が付く。


 パンパカパーン!

 ガチャの結果発表。

――――――――――――――――――――――――

https://kakuyomu.jp/users/455834/news/16818093085967696119

 当たったのは10リワード。

 豪運でも7は引けなんだか。

――――――――――――――――――――――――


 まあ10リワードでもその価値を俺は知っている。

 10イールのパンは美味かった。


「第2王子達が捕まったぞ!」


 山狩りに参加していた俺は、その報せを受け取った。

 方が付いたな。


 さあ、宴会だ。


「火種をくれ」

「【点火】」


 俺は薪に点火してやった。


「暗くなってきたな」

「【点灯】【点灯】【点灯】【点灯】【点灯】」


「おう、ありがとよ」

「ちょっと待て、そのオーク肉、いつのだ? 大丈夫かよ?」

「煮れば問題ない」

「【殺菌】、毒素は排除できないけど、まあ良いだろう」

「あんた色々な便利スキルを持っているな。便利屋をやったら良いんじゃないか」


 便利屋かそういうのも良いだろうな。

 宴会は夜遅くまで続いた。


 第2王子とスノバリーの長男は檻の付いた馬車で、護送されて行ったらしい。

 おそらく会えるとしたら王都でだな。


「【早足】【付与魔法】」


 全速力で歩く。

 なんとなく最後を見届けないといけない気がした。


 護送の馬車には追いつけなかったが、処刑には間に合った。


「この者らは国家反逆を企てたその咎によって処刑する」


 王都の広場で処刑が行われる。


「王族に生まれて王を目指して何が悪い!」


 第2王子に猿ぐつわが嵌められる。

 方法が不味かったんだよ。

 まあ、手段は問わない争いではあったが、色々と一線を越えたのが敗因だと判れよ。

 野心家より、俺は飲兵衛の第1王子を推したい。

 そう思わせてしまったのが敗因だな。


 第2王子が高潔で善良な人物だったら、俺はスノバリーを排除する方向に向かってた。


「何が奇跡の娘だ。コンシートがあの娘に会ってから、災難続きだ。奇跡の娘よ呪われろ!」


 そう言ったスノバリー家の長男に、猿ぐつわが嵌められる。

 そんなだから助けない。

 まあ、スノバリー家に厄災を招いた行為だと否定はしない。

 だがコンシートもやり方が不味かった。

 女のまともな口説き方も知らないようじゃお里が知れるってものだ。


 こいつも助ける価値はないな。


「斬首!」


 騎士が剣で二人の首を落とす。

 その様子をあの一緒に酒を飲んだ側近さんが見ていた。

 俺は近寄り声を掛ける。


「生きてて良かったですね」

「ああ、君か。第2王子が王都を脱出する時に置いて行かれたんだよ。切り捨てられたわけだが幸運だった。もう王国の役人にはなれないが、下級貴族の文官にでもなるさ」

「ちょっと待って」


 俺は電卓とボールペンを出してやった。


「これは神器の電卓とボールペン! 良いのかい!」

「ええ」


 この側近さんは利用したからな。

 悪いと思っていた。

 これが埋め合わせになると良いんだが。


 第1王子が、立太子のパーティをやるらしい。

 なぜか俺も招待された。

 プラウド家の人間が、俺を英雄だと吹き込んだらしい。

 火薬を使った武器も俺の発明だということになっている。


 俺の歌がまたできたようだ。

 プラウド家のツケが利く酒場で一杯やっていると、火薬を使った武器の歌が聞こえてきた。


 あの武器は雷音という名前になっている。


「英雄剣児が発明せし、雷音♪ 雷音♪ 雷音♪ その音と威力にドラゴンもひれ伏す♪……」


 何度聞いても自分の歌は恥ずかしい。

 ソレンは女男爵になるらしい。

 領地は隣国から勝ち取った場所。


 プラウド家は分かっている。

 俺が手を貸したのはソレンと繋がりがあったからだと。

 男爵位を息子の誰かに継がせることもできたが、きっと俺との繋がりを重視したのだろう。

 これでソレンの結婚相手が見つかれば良いな。


 領地持ちだから条件はいいはずだ。


「立太子のパーティが終わったら、あなたとはお別れですわね」


 酒場からプラウド邸に帰った俺にソレンがそう話し掛けてきた。


「生きていれば会えるさ」

「わたくし……住む世界が……」


 ソレンが何を言いたかったのか分かるような気がする。

 俺が貴族だったら、ソレンとの縁談が進んでいたんだろうな。


「身分が違うし、俺はデシーラが好きだ」

「分かっておりますわ」


 そう言ってソレンは涙を流した。

 すまない。

 妻は一人だけだ。

 デシーラ以外の女性は目に入らないんだ。


――――――――――――――――――――――――

今回のスキルと☆:

 獲得スキル、なし

 ☆残り2個


今回の収支:

 収入

 1200リワード

 ガチャ10リワード


 支出

 なし


 残金

 325265リワード


 銀のたわし

 0個


次の分岐:


 立太子パーティ

 どれが良いですか?

 主人公も日本の品物を提供


 ①ダンスパーティ

 ②立食パーティ

 ③カクテルパーティ


 コメントでどれが良いか書いて下さい。

 10/3日の午後2時締切です。

 同数は作者の都合で決めます。


下一桁リワードガチャ

 異世界ファンタジーの週間ランキングの下一桁でガチャを回します。

 1週間☆がなくてランク外の時はハズレとします。


 ⓪ たわし

 ① 0リワード

 ② 1リワード

 ③ 10リワード

 ④ 100リワード

 ⑤ 1000リワード

 ⑥ 10000リワード

 ⑦ 100000リワード

 ⑧ トイレットペーパー

 ⑨ たわし


 PVのスクショ撮って、近況ノートにあげます。


かなり未来の分岐:


 48話までに10万リワード未満だとバッドエンド。

 10万リワード貯めるとデシーラを解放して、ハッピーエンド。

 20万リワード貯めると結婚できて、農村でほのぼのライフ。

 30万リワード貯めると結婚できて、都会でデシーラが異世界通販の物を売っての生活。

 40万リワード貯めると結婚できて、貴族になれる。

 50万リワード貯めると結婚できて、王族になれる。


名前:健司・金子

レベル:36

魔力:5521/6480

スキル:

 カクカク[ ]ⓘ

 点火ⓘ

 剛力ⓘ

 早足ⓘ

 回復ⓘ

 擬死ⓘ

 水生成ⓘ

 付与魔法ⓘ

 やり直しⓘ

 殺菌ⓘ

 防御魔法ⓘ

 次元斬ⓘ

 完全回復ⓘ

 異世界通販ⓘ

 点灯ⓘ

 土魔法ⓘ

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