第33話 ビンタ

 前回から、PV1439と☆7個を獲得できた。

 現在あるのは、☆96個と21500リワード。


 今回のリワードは多い。

 よしよし、良いぞ。


 コメントを8個も貰った。

 ビンタ。

 ええと何だ。

 まあいいビンタなら致命傷にはならないはずだ。


 パンパカパーン。

 ガチャの結果発表。

――――――――――――――――――――――――

https://kakuyomu.jp/users/455834/news/16818093085239929851

 はははっ、玉砕よな。

 -100000リワードを引くとは思わなんだ。

――――――――――――――――――――――――


 マジか。

 オーマイガッ。

 神はいないのか。


 神を呪っても良いレベルだと思う。

 笑っているのがムカつく。

 他人事だと思って。


 こうなったらたわし5個と7連発に懸けるしかない。

 それとやるか分からないリワード10倍キャンペーンに期待だ。

 今日はデシーラの顔を見て、気分を治そう。


 そうそう、ピーラーとノギスは爆売れ。

 ペドルさんのツケが利く酒場でいくらでも飲んで良いと、ペドルさんに言われた。

 今日はショックなことがあったので、デシーラに会ったら、後でキーパーと飲みに行こうと思う。


「またお前か。通って良いぞ」


 店員に顔を覚えられた。


「ケンジ、またお菓子を持ってきてくれたの」

「今回はプリンだ」


 3個セットの安い奴だけどな。

 3個だから1個余るけど、デシーラが気に入ったら食べたら良い。


「うわっ、プルプルしている。良い香りね」

「下のこげ茶の部分が甘い。適当に調節して食べると良い」


 デシーラは一口食べてから底の方のカラメルをすくって食べた。

 デシーラはプルプルした。

 デシーラがプリンに感動している間、俺はアラームを取り付けた。


 もうひとつあるけど、寝室の方はデシーラが取り付けるだろう。

 試験するか。

 アラームのスイッチを入れる。

 いきなり扉が開いた。

 けたたましく鳴るアラーム。


 入ってきたのは縦ロールのお嬢様としか言いようにのない人物。


「泥棒猫はどこですの? あなたですわね」


 あっけに取られた俺とデシーラ。

 お嬢様はデシーラにビンタをかませた。

 デシーラも負けじとビンタを返す。


 コメントのビンタはこれか。

 女同士のビンタのやり合いはなんというか、恐い。

 怪我とかはしなさそうなんだが、怨念的な怖さがある。

 情念がこもっているというか。


 アラームが鳴っているので、何事かと人がたくさんやってくる。


「インソレンティーヌ様、怒りをお静め下さい」


 このお嬢様がインソレンティーヌね。

 二人はビンタの応酬をなかなかやめなかった。

 そして、疲れたのかにらみ合いに移行した。


「私は泥棒なんかしてない」

「コンシート様を奪っておいてよくも」

「彼の求婚に応じたつもりはない」

「ですが、求婚された時点で心を奪っています。違いまして?」


 とりあえずアラームを止めた。


「あなたがコンシートと結婚したいならすると良い。私は応援するわ」

「へっ、応援して下さるの。ならば同盟を神に誓えますか」

「ええ」


 二人ともがっちりと手を握り合った。

 そして、プリンを二人で食べ始めた。


「あら、美味しいですわね」

「ケンジの持って来る菓子はどれも美味しい」


「許します。同盟の宴に相応しいスイーツを供与しなさい」

「へいへい【異世界通販】」


 なら、高級アイスいくしかないだろう。

 二人は1個、169円もするアイスを食べた。

 色々な種類を3個も。


「あー、美味しかった」

「美味ですわね。氷魔法を使えば作れるのかしら」

「アイスクリームは機械がないと少し難しいな」


「では1個、大銀貨1枚で買い上げましょう」

「呪いがあって、金は受け取れない」

「そうですか」

「だが、デシーラと同盟が続く限り、いつまでも食べさせてやるよ」

「コンシート様がいなければあなたに心を許したかも知れませんわ。ケンジ、その名前は憶えておきますわ。二人ともわたくしのことはソレンとお呼び頂いて構いませんことよ」


 インソレンティーヌはプライドは高そうだが、悪い娘じゃなかったようだ。

 しかし、あのろくでもない神に誓う同盟ね。

 荒れたりしなければ良いけど。


 さあ、次はキーパーと自棄酒だ。


「聞いてくれよ。神様に借金することになった。金貨8枚ほどだ」

「それは大金だな。利子はどれぐらいだ?」

「利子はない」

「それは良心的だな」


 あれが良心的。

 そんな馬鹿な。

 だが、スキルガチャからのトータルで考えると、かなりプラスだろうな。

 次元斬も完全回復も異世界通販もチートスキルだ。

 大金貨1枚で買える価値ではない。


 トータルでプラス。

 そう思い込まないとやっていけない。


「あーあ」


 ため息が漏れる。


「幸せが逃げて行くぞ」

「俺は幸せなのかな」

「Aランクになったというじゃないか。おめでとう」


 ワイバーンをやってAランクになった。

 あまり嬉しくないけどな。


「ありがと」


 だよなチートになったし恵まれている。

 最初と比べたら雲泥の差だ。

 とにかく、ソレンをコンシートにくっ付ける作戦だ。

 これを考えよう。

 何が良いかな。


――――――――――――――――――――――――

今回のスキルと☆:

 獲得スキル、なし

 ☆残り96個


今回の収支:

 収入

 1439リワード


 支出

 ガチャ100000リワード


 残金

 -78500リワード


 銀のたわし

 3個


次の分岐:


 コンシートとソレンをくっ付ける作戦。


 ①ソレンが日本のコスメで化粧する。美人になったソレンを見よ。

 ②コンシートの好きな料理をソレンが作る。日本の調味料を使う。

 ③ソレンがコンシートにタングステンの指輪を贈る。タングステンはこの世界にはない。


 コメントでどれが良いか書いて下さい。

 9/21日の午後3時締切です。

 同数は作者の都合で決めます。


下一桁リワードガチャ

 PVの下一桁でガチャを回します。


 ⓪ たわし

 ① 0リワード

 ② 1リワード

 ③ 10リワード

 ④ 100リワード

 ⑤ 1000リワード

 ⑥ 10000リワード

 ⑦ 100000リワード

 ⑧ トイレットペーパー

 ⑨ -100000リワード


 PVのスクショ撮って、近況ノートにあげます。


かなり未来の分岐:


 48話までに10万リワード貯めるとハッピーエンド

 未満だとバッドエンド。


名前:健司・金子

レベル:22

魔力:513/2420

スキル:

 カクカク[ ]ⓘ

 点火ⓘ

 剛力ⓘ

 早足ⓘ

 回復ⓘ

 擬死ⓘ

 水生成ⓘ

 付与魔法ⓘ

 やり直しⓘ

 殺菌ⓘ

 防御魔法ⓘ

 次元斬ⓘ

 完全回復ⓘ

 異世界通販ⓘ

 点灯ⓘ

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