第31話 貴族の息子

 前回から、PV374と☆0個を獲得できた。

 現在あるのは、☆86個と19471リワード。


 今回のリワードは少ない。

 波があるのは仕方ない。

 読まれていない作品に良く見られる現象だ。


 コメントを6つ貰った。

 どうやら恋のライバル出現らしい。

 デシーラがライバルを好きなら素直に祝福するつもりだ。

 自棄酒三昧になるだろうけど。


 パンパカパーン。

 ガチャの結果発表。

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https://kakuyomu.jp/users/455834/news/16818093085055835524

 ふむ、平凡と言うしかないな。

 男なら伸るか反るかをしてみい。

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 100リワードか。

 こんなのでもありがたい。

 特に読まれたPVの少ない時はそう思う。


 イチゴショートケーキを持ってデシーラのもとへ行く。


「またお前か」


 完全に店員に顔を覚えられた。


「今回も金貨が取れる菓子だ」

「白い菓子で赤い果物か。美味そうだな。確かに金貨1枚はするかも。通って良いぞ」


 デシーラの部屋に通された。

 先客がいる。

 こいつが恋のライバルか。

 気障ったらしい顔つきだ。


「やあ、君は誰だ。いいや答えなくても良い。きっと、デシーラに付く悪い虫だ」


 いきなりそんなことを言われた。


「コンシート、彼はケンジよ」

「ふむ、悪い虫の名前として憶えておこう。僕はコンシート・スノバリー。覚えなくて構わない。男に覚えられたくないからね」


 こいつはいないものとして扱おう。

 そう決めた。

 実に気にくわない奴だ。


「デシーラ、イチゴショートを持ってきた」

「何だね、その白い気持ち悪い物は。石膏で出来ているのではあるまいな」

「デシーラ、君に食べてほしくて持ってきた」


「頂くわ」

「いかん。毒かも知れない。僕が最初に食べる」


 そう言うと、コンシートはイチゴショートを食べた。


「ふむむ、泡みたいだが、コクがある。普通のクリームと色と味が違う。くっ、こんな物。我が家の料理人の方が何倍も美味い」


 デシーラもイチゴショートを食べ始めた。

 2個入りだったので俺の食べる分がない。


「【異世界通販】」


 追加でイチゴショートを出した。

 そして食べ始めた。

 うん、最近のイチゴショートはそれほど甘くない。

 上品な甘さだ。

 だがバニラが入っているので香りが良い。


 この感じはコンシートの所の料理人にも出せないだろう。


「デシーラ、こんな物より何倍も美味しい物を食べさせてあげるから、うんと言ってくれ」

「その話はお断りしたはずです」

「何が気に入らないのかな」


「貴族の家など畏れ多い」

「気にすることはない。僕は3男だ。爵位が貰えなければ子供は平民となる」

「デシーラが困っているのも分からないのか」

「ふん、君にデシーラの何が分かる」


 少なくてもお前より知っている。

 そう言いたいがこいつ貴族だよな。

 下手に突くと火傷しそうだ。


「少なくともデシーラがここに来る前から知っている」

「ちっちっち、時間の長さなんてものは関係ない。どれだけ好きかが勝負を決める」


「コンシートはお引き取りを、ケンジにも同じ長さの面会時間を与えないと不公平だわ」

「仕方ない。また来るよ。しつこい男は嫌われる」


 コンシートが部屋を出て行った。


「デシーラ、好きな人が出来たら言ってくれ。俺とは友達だろう」

「ええ、友達ね。私は……。ケンジ気を付けて。コンシートは怖い男よ。ここのお得意さまもコンシートが来てから怪我をしたりしている。私には転んだと言っていたけどきっと」


「戦いなら負けないさ。暴力に屈したりしない。それよりイチゴショートは美味しかった?」

「ええ。雲を食べているみたいだった。天上のお菓子みたいだと思ったわ」

「余っているから残りの1個もあげるよ」

「本当? お替わりって言いたいところだったの」


 デシーラとの時間が終わり、帰り道。

 突然、前後をニヤニヤ笑うチンピラに囲まれた。


 どうせ、コンシートの手の者なのだろうな。

 聞くだけ無駄だから聞かない。


「【防御魔法】【剛力】【付与魔法】、防御突き」


 殺したら不味いので、防御魔法は丸くした。


「ぐぇっ」


 喉を突かれて、チンピラは吹っ飛んだ。


「俺は商人とは違う。俺をビビらせたかったら、暗殺者かSランク冒険者でも連れて来るんだな。そうなったらこっちも手加減できないけどな」

「くそっ、逃げるぞ」


 チンピラ達が撤退した。

 殺し屋が来るかな。

 それともSランク冒険者が。


 どっちにしてもペドルさんには迷惑を掛けられない。

 今夜から宿に泊まろう。

 パーティの資金は潤沢だ。

 高級な宿に1年泊まっても大丈夫な金はある。


 窓とかを開けられるとアラームが鳴る防犯グッズが600円だ。

 十分買える。

 宿に入ったら取り付けよう。


 くさびを打ち込んでおくのも忘れないがな。

 とにかく気を付けよう。

――――――――――――――――――――――――

今回のスキルと☆:

 獲得スキル、なし

 ☆残り86個


今回の収支:

 収入

 374リワード

 ガチャ100リワード


 支出

 なし


 残金

 19571リワード


次の分岐:


 コンシートの手下が泊まった宿に来ない。

 てっきりその日のうちに来ると思ったのに。

 不気味だ。

 きっと相手は悪だくみしているのに違いない。

 先手必勝、こっちから仕掛ける。


 ①まずはコンシートの弱点を探す。

 ②コンシートの宿に行って、枕元に斬られた丸太を置いて脅す。

 ③メジャさんに会って、デシーラ結婚のためのルールを作る。


 コメントでどれが良いか書いて下さい。

 9/19日の午後3時締切です。

 同数は作者の都合で決めます。


下一桁リワードガチャ

 PVの下一桁でガチャを回します。


 ⓪ たわし

 ① 0リワード

 ② 1リワード

 ③ 10リワード

 ④ 100リワード

 ⑤ 1000リワード

 ⑥ 10000リワード

 ⑦ 100000リワード

 ⑧ トイレットペーパー

 ⑨ -100000リワード


 PVのスクショ撮って、近況ノートにあげます。


かなり未来の分岐:


 48話までに10万リワード貯めるとハッピーエンド

 未満だとバッドエンド。


名前:健司・金子

レベル:22

魔力:765/2420

スキル:

 カクカク[ ]ⓘ

 点火ⓘ

 剛力ⓘ

 早足ⓘ

 回復ⓘ

 擬死ⓘ

 水生成ⓘ

 付与魔法ⓘ

 やり直しⓘ

 殺菌ⓘ

 防御魔法ⓘ

 次元斬ⓘ

 完全回復ⓘ

 異世界通販ⓘ

 点灯ⓘ

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