第30話 ワイバーン

 前回から、PV943と☆6個を獲得できた。

 現在あるのは、☆86個と19097リワード。


 リワードも順調。

 ガチャで⑨が出ない限り大丈夫な気がする。


 コメントを9も貰った。

 ワイバーンと戦うべしか。

 大物は次元斬にとって格好の相手だ。

 空を飛んでいても関係ない。


 パンパカパーン。

 ガチャの結果発表。

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https://kakuyomu.jp/users/455834/news/16818093085055835524

 ふん、やっぱり安定の運のなさか。

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 たった10リワードか。

 でも腐るまい。

 まだチャンスはある。


「ワイバーンとはいきなりだね。確かにAランクで依頼は受けれるけども」


 レッドが呆れている。


「また私の出番ね。風魔法は、空を飛ぶモンスターには天敵よ」

「今回は当てやすくするために。無風にしてほしい」

「まあできるけど」


 無風にすれば滑空するしかない。

 きっと当てやすくなるはずだ。


 ワイバーンにいる山に100人からなる運送部隊を編成して一緒に行く。

 山に近づくと空の彼方にワイバーンが見えた。


「ニーナ頼む」

「【風魔法】、無風状態」


 ワイバーンの速度がガクっと落ちた。


「【次元斬】、レーザー」


 次元斬レーザーが空に向かって放たれる。

 外したようだ。

 もう一度だ。


「【次元斬】、レーザー」


「キェェェ!」


 ワイバーンが絶叫を上げる。

 空中に赤い霧をまき散らして、ワイバーンが落ちた。

 当たったらしい。

 次元斬はある程度誘導が効くからな。

 それと空間に置いておくと、進んできた物がスパっと斬られる。

 レーザーというより鋼線だな。


 運送部隊が落ちたワイバーンのもとへ急ぐ。

 他のモンスターに食われたらたまらないからね。

 ワイバーンの断末魔を聞いたのか山からワイバーンが多数飛び立ったのが見えた。


「【風魔法】、無風状態」

「【次元斬】、レーザー。【次元斬】、レーザー。【次元斬】、レーザー」


 次元斬を20本ぐらい空中に置く。


 勝手に進んで来る敵はやり易い。

 凶悪な設置罠みたいな攻撃だからな。

 おまけに次元斬の刃はほとんど見えない。

 よけるのも大変だ。


 次々に落ちていくワイバーン。

 やがて空を飛んでいるワイバーンはいなくなった。


「王都に家が建つぐらい儲かった気がするけど、ケンジの取り分は要らないの?」


 レッドが確認してきた。


「忌々しい呪いがあるから受け取れない」

「災難ね。解呪できないの」


 俺が答えるとニーナも同情してくれた。


「神の呪いだから解けないと思う。俺は飲み食いただで十分だ」

「パーティメンバーの宿泊費や食費を、パーティの資金からだすのはよくやることだけど。ちょっと後ろめたいな」

「そう思ったら、ペドルさんに投資してくれ」

「分かった。ケンジの取り分ぐらいは投資する。マナポーションを忘れずに」

「おう」


 ピーラーとノギスの製造がますます進むな。

 呷ったマナポーションの不味いこと。

 もっと美味いポーションはないのかよ。

 無いんだろうね。


 運送部隊はみんな山盛りのワイバーンの死骸を背負っていた。

 身体強化スキルありきの商売だな。

 もっとも、ワイバーンは強敵だから、身体強化ぐらいでは倒せない。

 運送依頼は金はそこそこだが、安全な依頼だ。

 一人当たり金貨3枚は払っている。

 安い依頼でもないな。

 今回は商業ギルドが金を貸してくれて良かった。


 ピーラーとノギスの事業が順調だからだろう。

 借りた金もワイバーンの素材でお釣りが来る。


 運搬依頼の金をパーティの資金から出せるので良かった。

 リワードを消費するならやってられない。


 街に帰り祝杯はウイスキーだ。

 1000円ちょっとのやっすいウイスキーだけどな。

 量も少ないので一杯ずつだ。

 つまみはチョコとアイス。


 ニーナが特に喜んでいた。

 甘党なのかな。


 レッドは辛党らしい。

 なのでポテチをつまみに出した。

 レッドは一瞬でポテチに嵌った。

 ニーナとレッド、やっすい酒とつまみですまんな。

 心の中で詫びる。


 うーん、確かに味はウイスキーだけど、安い酒だな。

 香りとコクがいまいちだ。

 喉で感じる美味さもあまりない。


 この世界のエールより何倍も美味いけど。

 バニラアイスとウイスキーの組み合わせは絶品。

 チョコも良い。


 ポテチは言うまでもない。

 ちびちびとウイスキーを飲んで、つまみを食う。

 前よりずっとましになったよな。


 前は生きるか死ぬかだったものな。

 安いパンをかじって、具なしスープを飲んでいたんだもんな。

 そういう初心を忘れたらいけないのかもな。


 そうそう、レベルが22で、魔力量が2420になった。

 次に祝杯を挙げるときはもっと良い酒で、高級なつまみが出せるはず。

 2000円以内だったら、昔からあるウイスキーが買える。

 つまみはチーズとかハムとか少し高いのも出せるだろう。


 俺は刺身とか冷酒で食いたい気もするが。

 そういうのは一人で晩酌するときにしよう。

 刺身は流石にこの世界の人に受け入れられると思わないからな。


 今日から3日ぐらい休む。

 懐が温かいからな。

 明日、魔力が戻ったら、ケーキでも持ってデシーラの所に行こう。


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今回のスキルと☆:

 獲得スキル、なし

 ☆残り86個


今回の収支:

 収入

 943リワード

 ガチャ10リワード


 支出

 なし


 残金

 19107リワード


次の分岐:


 デシーラのもとへ行くと、求婚している恋のライバルがいる。

 どんな男?


 ①大商人の息子。

 ②貴族の息子。

 ③Sランク冒険者。


 コメントでどれが良いか書いて下さい。

 9/18日の午後3時締切です。

 同数は作者の都合で決めます。


下一桁リワードガチャ

 PVの下一桁でガチャを回します。


 ⓪ たわし

 ① 0リワード

 ② 1リワード

 ③ 10リワード

 ④ 100リワード

 ⑤ 1000リワード

 ⑥ 10000リワード

 ⑦ 100000リワード

 ⑧ トイレットペーパー

 ⑨ -100000リワード


 PVのスクショ撮って、近況ノートにあげます。


かなり未来の分岐:


 48話までに10万リワード貯めるとハッピーエンド

 未満だとバッドエンド。


名前:健司・金子

レベル:22

魔力:78/2420

スキル:

 カクカク[ ]ⓘ

 点火ⓘ

 剛力ⓘ

 早足ⓘ

 回復ⓘ

 擬死ⓘ

 水生成ⓘ

 付与魔法ⓘ

 やり直しⓘ

 殺菌ⓘ

 防御魔法ⓘ

 次元斬ⓘ

 完全回復ⓘ

 異世界通販ⓘ

 点灯ⓘ

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