第28話 塩味のチョコ

 前回から、PV1159と☆0個を獲得できた。

 現在あるのは、☆79個と6718リワード。


 リワードが貯まり始めた。

 だが、デシーラを解放するには足りない。

 


 コメントを6つ貰った。

 デシーラに会いに行くつもり。

 アドバイスはチョコを持って行くべしだな。


 パンパカパーン。

 ガチャの結果発表。

――――――――――――――――――――――――

https://kakuyomu.jp/users/455834/news/16818093084919437979

 点灯スキルか、まあ便利よな。

 点火スキルがあれば代用できるといえば出来るが。

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 くっ、最後の最後までグダグダな結果だ。

 笑いさえ取れない。

 まあこんなもんだが。


 どう計算してもリワードが足りない。

 少し前にコメントで物語も~エンドまで半分やねというのを貰ったことがある。


 かなり前にバッドエンドうんぬんというのも貰った。


 今が半分だとしても、10万にはほど遠い。

 ああ、くそっ。

 神よ。

 バッドエンドはよろしくない。

 絶対によろしくない。

 分かれよそれぐらい。

 空気読めよ。


 リワードくれないとすねるぞ。

 もうカクカクで物語を書かないぞストライキしてやる。

 投稿しなければ、リワードは貯まる一方のはずだ。

 それで良いのか。

 良くないだろ。

 やだ、やだ、バッドエンドは嫌だ。

 賃上げを要求する。


――――――――――――――――――――――――

 仕方ない奴だ。

 たわしとトイレットペーパーとリワードのガチャを催そう。

 大当たりは10万リワードだぞ。

 エンドまでこれを続ける

 もしそれでも足りなそうなら、リワード10倍キャンペーンを実施するぞ。

――――――――――――――――――――――――


 おお、パッピーエンドにするという修正力。

 これなら行けそうだ。

 ええとあと20回近くガチャが引けるのか。

 なら大当たりが2回出ても不思議じゃない。

 これで駄目なら俺も諦めよう。


 デシーラに会いに行こう。

 お土産は12粒入った美味いと評判のチョコ。

 それと、アーモンドチョコ。

 ゴマぐらいのパフが入ってサクサクが美味いチョコ。

 ホワイトチョコにカカオ75%のチョコ。


 こんな感じだ。

 メジャ商会はやっぱりごった返している。

 デシーラの人気は衰えてないみたいだ。


「デシーラちゃん可愛いよな」

「結婚したいぜ」

「恋文は受け取らないらしい」

「贈り物もだぜ」

「会えるのは、大得意様だけだ」


 これは難しいな。

 俺は適当な店員を捕まえた。


「デシーラに差し入れを持ってきた」

「そういうのは受け取らない決まりになっている。お得意様なら別だが」

「一口金貨1枚はするものなんだけどな」


 はったりを言ってみた。

 チョコレートはこの街にひとつもないだろうという予測からだ。


「ほう、そんなに言うのなら一口食わせてみろ」

「いいぜ。味わいな」


 そう言って、チョコのひとつを店員に渡した。


「何だ、この茶色いのは。くんくん、匂いは甘い匂いだ」


 そう言ってから店員はチョコを食べた。


「どうだ?」

「何で口の中でとろけるんだ。そしてこのコク。何で出来ているんだ。たしかにこれなら金貨が取れる」

「差し入れてくれるのか?」

「絶対とは言わないけど、会頭に話してみる」


 少し待たされて、デシーラが呼んでいるという。

 チョコの隙間に手紙を入れたからな。


 俺はデシーラの部屋に通された。

 化粧して着飾ったデシーラは光り輝いて見えた。


「ケンジ、会いに来てくれたの嬉しい」

「あっ、えっと」


「ケンジ、どうしたの?」

「いや、デシーラに見とれてしまって、綺麗だよ。チョコは気に入ってくれた?」

「ええ、高かったんじゃない。お得意様から色々な差し入れを貰ったけど、あんなのは食べたことがないわ。もう幸せって感じのお菓子ね」

「気にいったのならまた持って来るよ」


「元気にやっているみたいね」

「デシーラも」


「ええ、本当は奇跡の娘なんかじゃないのに。奇跡の人はケンジ」

「ごめん、デシーラに嘘をつかせることになって」

「いいのよ。私は言えませんと言っただけ。勘違いする周りが悪いのよ」

「何か困ったことはない?」


「縁談が、凄いのよ。でも誰とも結婚したくない。彼らが見ているのは奇跡の娘のデシーラ。本当の私じゃないわ。本当の私を知っているのはケンジだけ」

「縁談かぁ……」


 デシーラが好きな俺としては悲しい展開だ。


「一緒にチョコを食べましょう」

「ああ」


 アーモンドチョコの塩気がやけにきついぜ。

 泣いてなんかいない。


「ケンジ、なんで後ろを向いて食べているの」

「虫歯に甘さが沁みたんだ。それで泣いてしまって」

「それで泣いているの。完全回復があるのに変なケンジ」


 デシーラがお嫁に行くという心の痛みは、完全回復でもきっと治らないだろう。

 いやガチャがある。

 ガチャで大当たりを引けば良い。

 それだけだ。


 終わりは近い。

 なんとしてもパッピーエンドを獲得するぞ。

 頼むよ。

 もうイカサマでも何でも良い。

 読者の大半がハッピーエンドを望んでいるはずだ。


 頑張るしかない。


――――――――――――――――――――――――

今回のスキルと☆:

 獲得スキル、点灯スキル

 ☆残り79個


今回の収支:

 収入

 1159リワード


 支出

 なし


 残金

 6718リワード


次の分岐:


 戦闘するなら、どれが良い?


 ①強敵モンスター。

 ②殺し屋集団。

 ③地元マフィア。


 コメントでどれが良いか書いて下さい。

 9/16日の午後3時締切です。

 同数は作者の都合で決めます。


下一桁リワードガチャ

 PVの下一桁でガチャを回します。


 ⓪ たわし

 ① 0リワード

 ② 1リワード

 ③ 10リワード

 ④ 100リワード

 ⑤ 1000リワード

 ⑥ 10000リワード

 ⑦ 100000リワード

 ⑧ トイレットペーパー

 ⑨ -100000リワード


 PVのスクショ撮って、近況ノートにあげます。


かなり未来の分岐:


 48話までに10万リワード貯めるとハッピーエンド

 未満だとバッドエンド。


名前:健司・金子

レベル:16

魔力:451/1280

スキル:

 カクカク[ ]ⓘ

 点火ⓘ

 剛力ⓘ

 早足ⓘ

 回復ⓘ

 擬死ⓘ

 水生成ⓘ

 付与魔法ⓘ

 やり直しⓘ

 殺菌ⓘ

 防御魔法ⓘ

 次元斬ⓘ

 完全回復ⓘ

 異世界通販ⓘ

 点灯ⓘ

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