第27話 採取勝負

 前回から、PV726と☆6個を獲得できた。

 現在あるのは、☆79個と5549リワード。


 リワードが溜まり始めた。

 良い感じだ。


 コメントを7つも貰った。

 ルーディと何かあるらしい。


 パンパカパーン。

 ガチャの結果発表。

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https://kakuyomu.jp/users/455834/news/16818093084855398454

 ふむ、10リワードとな。

 まあ、たわしよりましか。

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 たとえ10リワードでも嬉しい。

 ナイスとでも思ってないとやっていけない。


「レッド、ニーナを賭けて俺と勝負だ」


 朝の冒険者ギルド。

 レッドがルーディに絡まれた。


「ちょっと、戦闘職のルーディとレッドじゃ、公平な勝負とは言えないわ。当然、パーティ戦でしょうね」


 ニーナが割って入る。


「くっ、ここんところ不運続きだ。変なオークに負けてから、モンスターに勝ててない。ゴブリンとやった時は剣が抜けなくて、転がった所をタコ殴りにされた」


 情けない所をあけっぴろげに話すのもどうかと思うが、呪いに苦しめられているんだな。


「それで何の勝負?」


 レッドはやる気だ。


「俺は今パーティメンバーがいない。討伐も駄目だ。だからタイマンの採取勝負だ」


 パーティメンバーに愛想を尽かされたんだな。


「ルーディは何を賭けるんだ?」

「ギルドの口座のありったけを賭ける。金貨341枚ある」

「ニーナ、受けても良い?」

「ええ、ルーディをボコボコにしてやって」


「ルールは?」

「今から日没まで採取して買い取り額で勝敗を決める」


「他の人が採ってきたんじゃないとなぜ分かる?」


 俺はルールの穴を聞いた。


「ケンジとやらが、俺を監視すれば良い。レッドの監視役はギルドに依頼を出して俺が雇った」

「それならいい」


 ルール的に問題はなさそうだ。

 俺はルーディを監視することになった。


 ルーディと森に入る。

 薬草を摘み始めたが俺には雑草に見える。


「これは1本で金貨1枚はする聖涼草。それがこんなにたくさん」


 ルーディはある薬草を摘み始めた。

 俺に薬草の知識はないのでそんなに凄い物には見えない。

 金貨1枚がこんなにたくさん生えているものなのかな。


 ルーディの籠は一杯になった。


「帰るぞ。勝ちは貰った」


 まだ日暮れまでは間がある。

 まあ、俺がやめろと言ったわけではない。


 冒険者ギルドの酒場でルーディは飲み始めた。

 余裕だな。


 そして、日没少し前にレッドが帰ってきた。


「待ちくたびれたぜ」

「酒なんか飲んで、採取を馬鹿にしているのか」

「ふん、勝てば良いんだよ」


 受付に薬草を提出する。

 レッドの籠は20センチにも満たない小さな物だった。

 入っている薬草の数も少ない。


「では、査定を行います」


 受付嬢がレッドの籠の薬草を査定する。


「銅貨、7枚ですね」

「うひゃひゃひゃ、たったそれぽっちかよ」

「追加です」


 レッドは背負っていたリックをカウンターに置いた。

 重さで軋むカウンター。


「これが全部薬草ですか。みんな手伝って」


 受付嬢総出で査定が始まる。

 弾き出された金額は大銀貨2枚と、大銅貨3枚と、銅貨5枚だった。


「何だ。脅かしやがって。金貨1枚にもなってないじゃないか」

「凄いですよ。ひとりで採取したのでは新記録です。おめでとうございます」

「ありがとう」


「ふん、その新記録とやらもすぐに破られる」


 そう言ってルーディは籠を置いた。


「ええと、ただです」

「何だと、ちゃんと見ろよ」

「見ても良いですが、時間の無駄ですよ。これ全部にせ聖涼草です。駆け出しだってこんな間違いしないのに」


 受付嬢みんなが笑っている。


「ギルドの口座の金をレッドに払え」

「くっ、無効だ。こんな勝負無効だ」

「それは無理だな」


 この男は、ルーディが連れて来た勝負の見届け人。

 今日はレッドと一緒に森へ行った。


「お前がなんで」

「賭けの見届け人として、この勝負をなしにはできない。俺は依頼をきっちりやるタイプでな。揉めるようならギルドに提訴すると良い。俺が証人になる」


「くそっ、持っていけ。それで良いんだろ。覚えておけよ」


 ルーディは口座から有り金を降ろすとレッドに渡して消えた。


「レッド、奢れよな」

「ああ、飲もう。ただし、この間みたいにぐでんぐでんはなしだ」

「分かっているよ」

「あースッキリした。ルーディは採取依頼をほとんどやってないのよね。だからこうなると思った」


「儲けたな。これで借金を返してもお釣りが出る」

「レッド、妹さんの治療費で借金してたのか」

「ああ、それも過去の話だ」

「そういうのを含めて祝杯を挙げましょ」


 今回はちびちびと酒を飲む。


「おい、ルーディの野郎、降格だって」


 そんな話が聞こえてきた。


「金貸しの所に行って断られたらしいぞ。それで装備を売ったって聞いたぞ」


 ルーディは今日一日で転落人生だな。

 有り金がないようじゃ、もうどうにもならない。

 討伐しようにも呪いが解けてないなら失敗するだろうし。


 レッドみたいな有能な奴を放り出すからだ。

 もうたぶん復活はないな。


――――――――――――――――――――――――

今回のスキルと☆:

 獲得スキル、なし

 ☆残り79個


今回の収支:

 収入

 726リワード

 ガチャ10リワード


 支出

 なし


 残金

 5559リワード


次の分岐:


 デシーラに差し入れ持って行く。

 何が良い?


 ①高級アイスクリーム色々。

 ②チョコレート色々。

 ③ショートケーキ3種。


 コメントでどれが良いか書いて下さい。

 9/15日の午後3時締切です。

 同数は作者の都合で決めます。


下一桁ガチャ

 PVの下一桁でガチャを回します。


 ⓪ たわし

 ① たわし

 ② たわし

 ③ トイレットペーパー

 ④ 1000リワード

 ⑤ 100リワード

 ⑥ 10リワード

 ⑦ 神速スキル

 ⑧ 遠見スキル

 ⑨ 点灯スキル


 ガチャもこれで最後。

 PVのスクショ撮って、近況ノートにあげます。


かなり未来の分岐:


 48話までに10万リワード貯めるとハッピーエンド

 未満だとバッドエンド。


名前:健司・金子

レベル:15

魔力:314/1125

スキル:

 カクカク[ ]ⓘ

 点火ⓘ

 剛力ⓘ

 早足ⓘ

 回復ⓘ

 擬死ⓘ

 水生成ⓘ

 付与魔法ⓘ

 やり直しⓘ

 殺菌ⓘ

 防御魔法ⓘ

 次元斬ⓘ

 完全回復ⓘ

 異世界通販ⓘ

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