第21話 チンピラ

 前回から、PV169と☆2個を獲得できた。

 現在あるのは、☆59個と2505リワード。


 コメントを5つ貰った。

 励ましが嬉しい。

 生きていく気力が湧いてくる。


 何やら襲撃の予感。

 コメントで指摘されている。


 パンパカパーン。

 ガチャの結果発表。

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https://kakuyomu.jp/users/455834/news/16818093084476080247

 ☆1スキルとは運がない。

 つくづく運のない男だ。

 可哀想になって来る。

――――――――――――――――――――――――


 ☆1スキルかよと、落胆する。

 しかし、コメントで貰った意見に殺菌スキルをレッドの妹に掛けろというのがあった。

 ☆が無駄になるのを恐れて殺菌スキルは買えなかった。

 だが、これで試せる。


 悪い事ばかりじゃない。

 きっと殺菌スキルは効くさ。

 そう思ってないとやってられない。

 だが、効かなくても落胆はしない。

 一歩進めたのだから。


「レッド、妹さんに殺菌スキルを掛けたい」

「良いと思うことはやってくれ」


 妹さんの所に行き。


「【殺菌】、ついでに【回復】【回復】【回復】【回復】【回復】」

「ちょっと良いみたい。ごほっごほっ」

「完全に回復とはいかなかったか。でもこの街にいる時はスキルを掛けに来るよ」

「ありがとう。ごほっ」


 肺がダメージを受けて治らないのか。

 菌は全て殺せたのかな。

 経過観察をしないと分からない。

 医者じゃないんだからな。


 帰り道、覆面の男達に囲まれた。

 男達は棍棒を手にしている。


「【剛力】【早足】【付与魔法】、お前ら何だ」


 俺はスキルを起動すると剣を抜いた。

 先手必勝。

 突きをお見舞いする。


「ぐわっ、意外にやるぞ」


 剣は男に刺さったが、両手でしっかりと掴まれた。


「剣を離すなよ」


 突き入れた剣が固定された。

 剣を手放すと無手になってしまう。

 圧倒的に不利だ。


 腹を刺されているのに、剣を離さないとは根性が据わっている。

 敵を感心するのは後だ。

 剣から手を放して、刺した男に足払い。

 男は無様に転がった。

 俺は刺さった剣を抜いた。


 血がドバっと溢れ出た。


「降参だ。こいつを医者に」


 根性が据わっているのは一人だけだったようだ。

 怪我をした男の覆面を剥ぐ、顔は覚えた。


「【殺菌】、【回復】【回復】【回復】【回復】【回復】。応急処置はした、早く医者に連れて行け」

「あんた良い奴だな。すまない」


 何で襲われたのかな。

 ルーディにした嫌がらせがばれたか。

 いや、それだとルーディは殺しに来るだろう。

 街の外で襲えば分からないからな。


 まあ、いいか。

 流れに身を任せよう。


 そして、しばらくして。

 怪我をした男がやってきた。


「すまなかった。恩には報いる。俺達はチンピラだが、恩義には報いることにしているんだ。雇い主は、ヒュージャー商会だ。ペドル商店の秘密を探ってこいと命令された」

「謝罪を受け入れる。商業ギルドで同じ証言をしてくれるか」

「おう」


 ヒュージャー商会を商業ギルドに訴えた。

 ヒュージャー商会は取引停止になったようだ。


「上手くないね」


 ペドルさんの渋い顔。


「確かに。今回はチンピラで良かったが、腕の立つ奴だと捕まってた」

「株の売り上げで金はあるから護衛を雇おう」


 護衛が護衛されるなんて情けない。

 だが仕方ないかも知れないな。

 あのチンピラが命を捨てるつもりだったらタコ殴りにされていただろう。

 仲間思いの奴らで良かった。


「アベルだ。よろしくな」

「よろしく」


 俺にアベルさんというBランク冒険者が護衛についた。

 ゴロツキ冒険者は大抵Cランク以下だから、問題なそうだ。

 暗殺者もBランク相当の者はそれほどいない。

 ペドルさんいわく、経費と儲けを考えたら、そんな腕利きはたぶん雇わないだろうと。


「何か?」


 じろじろ見てたのが少し気に障ったらしい。


「アベルさんは武器が剣だよな」

「まあな」


「突きを習っているんだ。教えてくれないか」

「いいぜ。たぶん昼間の家では襲撃者はいない、暇になりそうだからな」


 やった、教えてもらえる。

 アベルさんの指導は厳しい。

 構えが違うと、駄目な箇所を容赦なく木剣で叩かれた。


 痛い目をみないと体が覚えないそうだ。

 口で言うよりたしかに効果がありそう。

 鬼教官だが、プロの指導っぽい。


 確実に良くなっている気がする。

 突きは一回だけでなくて連続して行うのが良いらしい。

 だから突いたらすぐに引く。


 これができていれば、腹を刺した時に剣を掴まれなかった。

 三段突きとかなんか恰好良いよな。

 小説で沖田総司がやっていたというのを読んだ。


 小説では突くたびにスピードが速くなるらしいが。

 そんなのはできない。

 逆に遅くなるぐらいだ。


 反復練習するしかないな。


――――――――――――――――――――――――

今回のスキルと☆:

 獲得スキル、殺菌スキル

 ☆残り59個


今回の収支:

 収入

 169リワード


 支出

 なし。


 残金

 2505リワード


次の分岐:


 デシーラと喧嘩。

 仲直りのプレゼントは。


 ①キス。

 ②たわし。

 ③野原の花の花束。


 コメントでどれが良いか書いて下さい。

 9/9日の午後3時締切です。

 同数は作者の都合で決めます。


下一桁ガチャ

 PVの下一桁でガチャを回します。


 ⓪ たわし

 ① たわし

 ② たわし

 ③ トイレットペーパー

 ④ 1000リワード

 ⑤ 100リワード

 ⑥ 10リワード

 ⑦ 次元斬スキル

 ⑧ 防御魔法スキル

 ⑨ 点灯スキル


 PVのスクショ撮って、近況ノートにあげます。


かなり未来の分岐:


 48話までに10万リワード貯めるとハッピーエンド

 未満だとバッドエンド。


名前:健司・金子

レベル:14

魔力:851/980

スキル:

 カクカク[ ]ⓘ

 点火ⓘ

 剛力ⓘ

 早足ⓘ

 回復ⓘ

 擬死ⓘ

 水生成ⓘ

 付与魔法ⓘ

 やり直しⓘ

 殺菌ⓘ

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