第9話 靴、魔改造

 前回から、PV169と☆9個を獲得できた。


 現在あるのは、☆62個と1058リワード。


 ちょっと上向いてきた。

 朝の感じでは右肩上がりになりそう。


 とりあえずの目標は1話につき500PV。

 それを目指す。


 コメントを5つ貰った。

 励ましが嬉しい。

 本当に嬉しい。

 頑張るぞ。


 武器をということで、靴を改造する。


「フェルトある?」


 雑貨屋でそう尋ねてみた。


「あるよ。どれぐらい欲しい」

「靴の中敷き用だからこれぐらい」


 手で縦横の長さを教える。


「大銅貨1枚と銅貨2枚だね」


 12イールか。

 仕方ない。


「釘を20本ぐらい」

「大銅貨1枚だね」


 10イールか仕方ない。


「鉄串を4本。頑丈な奴」

「大銅貨2枚だね」


 20イール、バンバン金が出ていく。


「紐はあるかな。靴紐ぐらいの太さの奴。長さはこれぐらい」

「あるよ。銅貨5枚だね」


 5イール。


「ナイフが欲しい。あまり切れなくても良いから」

「一番安いナイフが、銀貨1枚と大銅貨3枚だよ。良いのを買うなら武器屋に行きな」


 130イール。

 うん、俺の行動は正しいのだろうか。


 まあ良い。

 工作タイムだ。


 フェルトで、中敷きを作る。

 そして、釘を靴底に打った。

 スパイクだ。

 これで踏んづけたり蹴ったりしたら、きっと痛いぞ。


 このままだと足裏が痛いのでフェルトの中敷きを入れる。

 何度も地面を踏んだが、フェルトがあるので足裏が痛くない。


 歩いたらカチカチ言ってうるさいし、歩きづらい。

 靴を新調しようと思ってたし、この改造靴はさらに改造しよう。


 鉄串を靴に取りつける。

 前蹴りしたら刺さる感じだ。


 木にゲシゲシと前蹴りする。

 良い感じに鉄串が木に当たる。

 でも刺さるともうジエンドだな。


 その場合は靴を脱ぐしかない。

 柔らかい木に刺して靴を脱ぐ練習をする。


 何気に難しい。

 足底のスパイクが刺さったのなら、簡単に脱げるんだけどな。


 縛ってある紐をナイフで切るしかないか。

 安いナイフを買って一度やってみた。

 切るのは時間が掛かる。


 だが仕方ない。

 何とかなることを祈ろう。


 それと鉄串を紐で固定したんだが、前蹴りで鉄串が当たると、鉄串が抜けてしまう。

 しょうがないので鉄串をL字に曲げて、踵にも固定するようにした。


 宿の人が大工道具を貸してくれたのが嬉しい。

 余分な出費は抑えないと。


「あの、傷口に塗ると痛い草とかないですかね」


 宿の人に聞いてみた。

 化膿止めの薬草でそう言うのがあるらしい。

 森で採取できたらして、串とスパイクに塗ってみよう。


 最後に新しい靴だ。


「高いよ。安い靴はない?」

「中古で良いのなら」

「仕方ない」


 靴はなんと223イールもした。

 靴は高いんだな。



 とりあえずこれで討伐。

 新しい靴を履いて、街の門を潜る。


「おはよう」

「おう、気を付けてな」


 そうそう、足税だが、前回から顔パスになった。

 獲物を獲って来る間だけなんだろうけどな。

 ただで通してくれるなら甘えておこう。


 街を出る時も門番はニコニコ顔で挨拶してくれた。

 うん、前世では警官と懇意になっておくと、なにかと良いって聞いていたが、門番も同じだな。


「この戦闘用靴をどう思う」

「玩具だな」


 門番に駄目だしされた。


「じゃあ、どこを改良する?」

「ちょっと待て。鉛の板があるから。つま先を補強してやろう」


 つま先に鉛のカップみたいなのを取り付け、釘で固定する。

 うん少し頑丈になった。

 鉛はただでくれた。

 良い人達だな。

 鉛の板は何に使うのだろう。

 筋トレかな。

 木剣とかに付けて重さを変えたりするのかな。


「何だ何だ?」


 別の門番も来てあーだこーだと言い始めた。

 踵にも鉛の板が取り付けられた。


 重たい。

 この靴を履いて走れない。


 逃げる時は靴は捨てよう。


「獲物は何を狙ったら良い?」

「ボアだな。だが強敵だ。前に仕留めたフォーアイより弱いが素人ではまず無理だ」

「もっと弱いのは」

「フォレストウルフだな。だが素早いし、群れだから、これも強敵だ。ゴブリンという弱い奴もいるが、こいつは肉が不味くて魔石ぐらいしか金にならない」


 なんか嫌な予感がビシバシする。

 前のはただたんにラッキーだったのかも知れない。


 何か奥の手を持たないと。

 キーパーとの雑談で聞いた武器がある。

 それしかないか。


 森へ入る時にバトルブーツに履き替えた。

 ブーツじゃないけどバトルブーツって言う名前。

 まあ気分だ。


 スパイクに木の葉が刺さることといったらない。

 たちまち重くなるバトルブーツ。

 スパイクは失敗か。

 登山靴でもスパイクはあった気がするんだけどな。


 うん、木の葉が積もっている所を歩く用ではないのかもな。


 本当にバトルブーツは歩きづらい。

 かなり失敗だったな。


 歩きづらいので杖を作る。

 ナイフで切断するのは大変だった。

 だが、杖ぐらい作れるさ。


 例の化膿止めの草は見つけた。

 スパイクと鉄串に塗りたくる。


 獲物は出ない。

 いくら何でも前みたいにはならないか。

 少し奥へ入るか。

――――――――――――――――――――――――

今回のスキルと☆:

 獲得スキル、なし

 ☆残り62個


今回の収支:

 収入

 169リワード


 支出

 雑貨屋での色々な買い物、銀貨1枚と大銅貨7枚と銅貨7枚、177イール

 新しい靴、銀貨2枚と大銅貨2枚と銅貨3枚、223イール。

 残金

 658リワード


次の分岐:


 アンケート分岐。

 討伐です。ボアに遭遇どうなる?


 ①負けて、逃げ出す。

 ②辛勝。ボアが逃げる。

 ③切り札が炸裂、見事仕留める。


 コメントでどれが良いか書いて下さい。

 8/28日の午後3時締切です。

 同数は作者の都合で決めます。


すこし未来の分岐:


 15話までに大きなことをする。デシーラが一緒に喜んでくれて怒りも解ける。

 できなければ、デシーラが口をきいてくれなくなる。


かなり未来の分岐:


 48話までに10万リワード貯めるとハッピーエンド

 未満だとバッドエンド。


名前:健司・金子

レベル:4

魔力:80/80

スキル:

 カクカク[ ]ⓘ

 点火ⓘ

 剛力ⓘ

 早足ⓘ

 回復ⓘ

 擬死ⓘ

 水生成ⓘ

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