第7話 異世界転移に巻き込まれたら魔王扱いされているんだが(ヒーローとヴィランに巻き込まれた傍観者、いわれなき魔王認定)
やあやあ、良い子と悪い子のみんな、元気にしてるかい? おにーさんは一応元気だよ。
うん、優雅に茶ァしばける程度にはね。さっきから聞こえる雑音に耳を塞げばという但し書きは要るけどね。
「魔王様! 娘たちを生贄に用意しました! 引き換えに我々の助命と飛躍の手助けを!」
「若い男女の奴隷百人を捧げます! ですので何卒我が国の勝利のためご助勢ください!」
──アホくさ。誰が魔王だ誰が。こちとら生まれてこの方ごく普通に生きてきた至極普通のアラサーぞ? いや、普通じゃないだろ、ついでにおにーさんでもないだろって背後で声がしたけど無視だ無視。
神よ、私が何をした。私はただ傍観していただけだ。いや、見ていただけで何もしなかったことを罪と言うか? であれば神よ、貴方は最大の大罪人であろう。貴方は常に傍観するのみで誰もお救いにならぬ。
ああ、いや、こちらの世界では神が複数いて、案外人と関わりあるのだったか? ならあの神だ。わが愛しく懐かしくも、愛と憎しみとでデコレーションされた、矛盾に満ちた故郷たる地球の神だ。彼こそ最大の傍観者に違いあるまい。何よりこの私に何らの罰もお与えにならなかった事こそが証左であろう。
背後で何もしてなくないしむしろ中心人物だったでしょという別の声がしたが、これまた無視してと。
「魔王様! 娘を料理して参りました! ご賞味ください! 代わりに私めに栄耀栄華を!」
「魔王様! 息子たちを加工してまいりましたのでお味わいください! 美味と思し召しましたら我に王権をお与えください!」
貴様ら、私を何だと思ってるのだ。あ、魔王か。ていうかこの世界では魔王とは人肉を食らって代わりに富貴を与えるような存在なの?
だとしたら私は魔王の器じゃないな。もしかしたらうちの爺さまのほうが、よほど魔王らしいかもしれない。いや、爺さまだったらむしろ邪神とか魔神とかだろうか? どちらにせよ不愉快なことに変わりはない。
──輝鎚(カグツチ)、甕鎚(ミカヅチ)、殺っておしまい。
「え、いいの?」
「うふふ、惨たらしくいくわよ?」
うん、いーよ。どうせ私達とは異なる世界の連中だし。ていうか、自分たちの利益のために身内すら簡単に売るような連中、信用できるものか。とっとと処してしまうのが吉でしょう。
「はいよー、てなわけであんたら死亡けってーい」
「うふふ、楽に死ねると思わないことねー?」
まだ子どもと言っていい声音で二人が口々に告げるや、攻撃を始めたようで「そんなー!」「魔王様、お慈悲をー!」なんて悲鳴が、轟音の中途切れ途切れに聞こえてきた。
ようやく訪れた断罪の音声をBGMに、淹れ直したお茶をくぴ、と飲む。ああ、美味し。
それにしても、どうしてこうなったんだっけ?
すっかり夜の帳も落ちた黒い空に、月が2つも出ている。明らかに地球じゃない。もちろん、わが愛しの九宿市丸閥町でもない。
やれやれ、いつも通りにヒーローとヴィランの戦いを観戦していただけなのにね?
九宿市はS県の中心より少し山側にズレた位置にある地方都市だ。
善良なる住民の大半は全くあずかり知らぬことだけど、実はとんでもない犯罪都市だ。警察内部すら情報統制されているから実態を知る者は少ないが、毎日のように行方不明になる者がおり、路地裏に死体が転がっているのも日常茶飯事だ。
一般企業が入っているはずのビルが、まるまる反社のフロント企業だらけなんてのは序の口で、他所では肩身の狭い思いをしている暴力団の構成員が、ここでは一般人の顔をして堂々と大手を振って歩いている。
そんな街だから銃を手に入れるのなんて簡単で、こないだなんか三人組が中学校に押し入り警備員と女生徒を殺害し、射殺される事件が起きている。コンビニ強盗もしょっちゅうだ。先日も詐欺の被害に遭ってトチ狂った老人が、掴まされた安物の刀で強盗を働こうとしてバイトの店員を刺し殺して捕まっている。
そんな治安最悪の都市なのに問題視されないのは、もちろん街を裏から掌握している丸閥グループが情報統制しているからだ。警察内部すら丸閥グループの意のままで、一部の跳ねっ返り警官だけが「この街はおかしい」と気付いてはいるけど、上層部を動かせるだけの発言力はないから何も動くことはない。
まあ、そんな諸悪の根源たる丸閥グループが支配する丸閥町だが、そこに綺羅星の如くヒーローが現れたわけだ。
焼夷劫神『輝鎚』。
少年の身ながら無限に等しい力を持つヒーロー。丸閥グループの一つ丸閥重工が総力を挙げて開発した、次世代型機械化歩兵の試作機が脱走したもの。彼は丸閥グループと繋がりのある街の犯罪組織などを次々潰し、遂に悪の中枢たる丸閥重工本社へと突撃したのだ。
そこで立ちはだかったのが、輝鎚の妹である迅雷霆神『甕鎚』。核になっているのは『輝鎚』の核になった少年の実の妹で、改造時期もほぼ同じなので、比較的女性的な体型であることと色以外はほとんど同じ外見の同型機だ。扱うのが炎(というか超高温のプラズマ)と雷(というか超高電圧の荷電粒子)という違いはあるが、どちらも破壊力が桁違いなのは変わらない。
二人が激突するのを眺めていた私は、その激突によって生じた大爆発、そして空間の激烈な歪曲に巻き込まれ、こうして異世界にやって来てしまったわけだ。空間をねじ曲げるほどの人外勝負をしていた輝鎚と甕鎚も一緒に。
あの爆発はとてつもなかったから、恐らくはビル全部が吹っ飛んだことだろう。もしかしたら周りで死者が多数出ていたかもしれない。ビル内は社員を避難させていたからそうそう犠牲者はいなかったと思うのだが。
こっちに来る時に転生者にスキルを与えるとかいう女神イルルシャンと出会ったけど、かなり強く睨まれてしまった。──私が何をした。
彼女曰く、最近転生者や転移者が多数出ていて多忙を極めているのは私たちのせいなのだそうだ。本当ならくじ引きをするような確率らしいが、縁が結ばれてしまったとかなんとか。
それが事実ならまことに申し訳ないのだが、私は見ていただけで、空間を曲げたのは後ろの二人なのだけどな。
「何を言ってるんだか」
「一番の責任者はあなただと思うんだけど」
まったく、謂れなき話だ。しかも、道中輝鎚と甕鎚が──こっちの世界に来たら戦う理由がなくなったとか言ってあっさり仲直りした──さっきの連中みたいな手合いを相手に大暴れしまくったら、二人の背後にいつもいる私が魔王扱いされるようになってしまったのだ。何もしてないのに。
本当に失礼な連中だ。この謂れなき魔王認定もどうにかならないものかなぁ。
「謂れなきって」
「どの口が言うのかしら」
兄妹だけあってよく似た顔立ちの二人が──第二次性徴さなかということもあって体格もなんとなく男女の違いが出てきた程度で変わらなく見える二人が、本当に息をピッタリ合わせてツッコミを入れてくる。
外見としては中学生になったかどうかくらい。二人共首から下がそれぞれの元の体型を再現した機械体だ。輝鎚は赤いボディに金の差し色。甕鎚は黒いボディに金の差し色。ボディは美しい光沢。あれだ、某プラモの特別版のエクス◯ラフィニッ◯ュとかいうやつと一緒。
差し色部分も透明パーツと内部構造という無駄に凝ったデザイン。はっきり言って変なところに金をかけすぎたようなデザインだ。とにかくかっこよくを念頭にデザインしたから、実用的かは二の次なんだな。
耳のあたりにはアンテナっぽい機械が付いている。輝鎚と甕鎚とで若干デザインが異なるのがポイントだ。
──おっと、もう終わったのか。そーかそーかあの程度じゃ肩慣らしにもならないもんね、君たち。あーあ、固体すら残ってない。地面についたシミだけが存在の痕跡か。
ふむ、奴らに殺された状態で持ち込まれた子たち以外は普通に健康体だねぇ。まあいい、こちとらこの世界は不案内だ。この子たちには身の回りの世話をしてもらおうかね。奴隷の印? んなもん無効だ無効。なんか知らんけど女神様からそんなスキル貰ったからね。
「女神様は元々の縁に由来するスキルが発現するって言ってなかったっけ?」
「そうよ。つまりあなた自身から由来するスキルでしょ。女神は授けたんじゃなくて目覚めさせただけ」
またしても兄妹からツッコミ入りましたー。ホントに息合ってる上に意外と頭いいね君たち!?
「そりゃ、初めから機械化兵の素材とされてたからね? ポテンシャルは高かったんじゃない?」
「記憶を消されたそうだから自分がどんな人間だったかも知らないけどね」
そうなのだ。この子たちは丸閥重工に誘拐された一般人が改造された存在だ。改造ついでに頭の中もいじられている。この性格もあるいはその影響かもね。
「他人事みたいに言うねー」
「ねー」
うるさいよ、君たち。
「でもさ、魔王と言われてしばらく経つからさ、そろそろ来るんじゃない?」
輝鎚がそんな事を言い出す。来るって何が? ──甕鎚がそりゃ、と言葉を繋げた。
「勇者以外に何がいるの?」
はい、という訳でホントに来ちゃったよ勇者様が。あれか、ファンタジーのお約束ってやつ?
しかもこの勇者様、やたらと強いんですけど。輝鎚と甕鎚の攻撃が尽く躱されるってどういう事? ほとんどレーザー光線みたいなプラズマ砲も荷電粒子砲も、掠りもしないって無茶苦茶じゃん。しかも翼を出して極超音速で飛び回っとるし。何だあのチートっぷり。
しかも、その仲間としてついて来ているお姫様がこれまたチートなんだよなぁ。輝鎚甕鎚コンビの攻撃が、彼女の出した空間の穴に吸い込まれてどっか行ってしまった時は、あまりの理不尽さに開いた口が塞がらなかったね。
「うーん」
勇者くんが首を傾げながら私の前に降り立った。なお、輝鎚と甕鎚はお姫様が出した空間の穴に飛び込まされては明後日の方角に放り出されていたのだけど、楽しくなってきてしまったらしく自分から飛び込んでは色んな場所に放り出される遊びに興じ始めてしまった。くそう、お子ちゃま共め。
ていうか、勇者君たちも輝鎚甕鎚コンビとそう変わらない年に見えるね。もう少し年上かな?
先ほどの名乗りからしてどこぞの王子様らしい。王子で勇者でチート持ちって属性盛りすぎじゃないかな!? しかも共に行動しているお姫様は、この勇者くんの奥さんらしい。え? 婚約者じゃなくて? その年で結婚してるの? どちくせう。こちとら相手なしのまま三十路迎えようとしているお一人様なのに! このリア充勇者!
「やっぱり違うなこの人。魔王じゃない」
え? 今、何つったの勇者くん?
「いや、俺は転生者でね。女神イルルシャン様から色々とスキルを授かってるんだけど、その一つが鑑定系の最上位版なんだよ。あんた、転移者だろ。つまり人間だ。普通じゃないみたいだけどな」
「やはりなー。俺っちも違うなと思ってたがやはりそうかー」
今度は勇者くんの刀が喋り始めた。うわあ、何でもありだなー。もう何が来ようと驚かないぞー。ていうか、剣じゃなくて刀なんだ。勇者の武器と言えば剣だと思ってたんだけど。
「この世界にとっての魔王じゃない。けど、あんた、ある意味では魔王だなやはり」
「ある意味ではって?」
輝鎚と甕鎚をあやしながらお姫様も話に加わってきた。ていうか戦闘はもうお仕舞いって事でいいのかね?
「うん、この人こそがそこの輝鎚と甕鎚の兄妹を改造した張本人だよ。しかも、二人がニチアサのヒーロー物みたいに戦うところが見たいからと、輝鎚をわざと逃がして自分とこと繋がりのある暴力団とかを潰させた末に、自分の経営する会社を襲わせて二人を戦わせた結果、ビル全部を吹っ飛ばすような爆発を起こして時空をねじ曲げてしまい、結果としてまとめてこの世界に転移することになったようだね。この時空のねじ曲がりが原因で地球からというか、丸閥町の人が異世界召喚に引っかかりやすくなったり、転生しやすくなったりしたらしい。時空そのものがねじ曲がってしまったから、こっちでどの時代に転生するかはランダムになったようだね。だから、同時代に転生できた俺たちは奇跡的な確率。そして君は過去の世界に飛ばされたというわけだ」
「うわ、マジかよ。ニチアサ再現のために兄妹を改造して戦い合わせるってタチ悪いってレベルじゃねーぞ」
喋る刀が嫌悪感もあらわに口にしている。顔があったら盛大にしかめてるだろうなぁ。まあ、言われて当然のことをしてるんだけど。それでも私は、傍観者だったのだ。
「この人の一番タチの悪いところは、善人ではないけど悪人でもないってところなんだ」
「はあ? 人のことを改造したり戦い合わせたりしといて悪人でもないってどういうこった?」
「──中庸なんだ、この人は。善意の持ち主ではない代わり、悪意も持たない。ただし、自身の知る倫理に沿った好悪の感情は持っている。そして、解決の仕方は他人にとって理解できるものとは限らないというだけのことなんだ。そうだろう、丸閥重工元社長の丸閥英丸(はなまる)さん?」
凄いな、私の名前までバレバレなんだ。てことは私が女だってこともお見通しか。
「まあな。女の子が生まれることなんて想像もしなかった父親が用意した名前は男性のものばかりで、ずっと男として育てられたんだな。あんたが性同一性障害ではないことからも虐待と言ってもいい案件だな。もっともあんた自身は何とも思っていないようだが」
そりゃあ、こちとら三十路まで生きて、それなりに折り合いつけているからねぇ。
「そのくせ何かというと女は口を出すなと言われたか。男として育てておいて理不尽だな。挙句の果てに、一族経営の会社の社長に据えておいて、全てにおいて傍観者であれと強制されたか。会社の顔としての役割だけを期待され、培った知識と技術は搾取される日々。丸閥重工の様々な新製品──裏の商品も含め、開発をやらされながら評価されることもない。そんな折に回ってきたのがそこの兄妹を兵器に改造する案件か。だからあんたは、言われるがままにこの子たちを改造したが、同時に仕込みをした。既に記憶消去と洗脳を施されていたこの子たちの、洗脳だけは解除して、兄には逃げるように言い含め、妹には機会を見て兄とともに丸閥重工をぶっ潰して逃げるように告げた」
まあ、それくらいしか出来ることはなかったからね。ニチアサの再現がしたかったってのも嘘偽りなく私の願望ではあったけど。
「この子たちに何をしたのかバレたか故に改造されたか? 魔王だと思われても仕方のないその姿は」
あー、うん。輝鎚を逃がしたの結構簡単にバレちゃったんだよね。お陰で親父殿に見限られました。
説明しようか! 特撮ヒーロー物のお約束だし!
次世代型機械化歩兵タイプR『木花咲耶姫』! 名前だけなら可憐なんだけど、いろんな意味で物騒な代物さ! まず、心臓部は超々小型対消滅機関! これ一台で実は日本の半分くらいのご家庭の電気をまかえてしまえるって、そんな代物を搭載するってアホ以外の何物でもないよねェ!? ボディは基本的には以前の体とほぼ同じ体型で造形されたけど、顔は残してもらえなかったんだよね。機械そのもの、しかも人間らしさゼロの、ひたすら敵への威嚇目的で怖い造形にされちゃって、確かに魔王だと見られてもしょうがないよねー。飲み食いだけはできるようになってるのは温情だったのかね?
なお、一瞬だけブラックホールを生成してぶつけるという危険極まりない武器も搭載してるよ。超重力弾砲っつうんだけどね。一度も使ったことないけどね! 危なすぎて!
女神様に与えられたスキルは『超改造』。全ての人間のあらゆるものに関して、任意で『作り変える』ことができてしまうスキルだよ。
「なるほど、魔術的な奴隷契約を破棄したのってその力によるものか。──なあ、ふと思ったんだが」
あ、この顔を変えたらっていうんだろう? 考えなかったと思う?
「──あんた、善でも悪でもないけど責任は取るタイプか。嘆くふりをして受け入れてるんだな。めんどくせぇ人間だ」
うっさいやい。自分でも分かってるよ、めんどくさい人間だって。こちとら三十年以上、傍観者でいることを強いられて、自問自答ばっかりして吐き出す機会がなかなか無かったから、色々と拗らせてるんだよ悪かったな!
「うーん、やはり元の顔に戻しておいてくれないかな。俺の考えを実行に移すには、やはりそのメカニカル魔王っぽい顔はまずいと思うんだ」
考えてること?
「ああ。この世界は今、都市国家同士でドンパチやってる戦国時代になってるんだ。で、転移者はイルルシャン様から強力なスキルをもらえるってんで、勇者召喚の儀式を使って丸閥町の住人を召喚し、手駒にするなんてことが横行しているんだそうだ。俺の国はドンパチに加わってないが、他国から逃れてきたそういう転移者を保護したりしている」
ほうほう。ていうか、その勇者召喚とやらがうまくいってて、しかもみんな丸閥町のヒトというのは。
「明らかにあんたたちが時空を捻じ曲げてこの世界と繋いじまったのが最大の原因だな。で、だ。ここからが本題だが、召喚された連中は逆らえないよう首輪をつけられる。この首輪は逆らったが最後ドカンといく代物だ。──あんたのスキルなら、爆発させずに解除できるんじゃないか?」
──多分、できるな。
つまり、あれか? 罪滅ぼしのためにもその首輪の解除をして、召喚された連中を解放しろと?
「ああ。俺たちが連携すれば容易いはずだ。ただ、それをするとなると他の連中にも面通ししなきゃなんなくなる。その際、今のその御面相じゃちょっとまずいかなと」
うーん、そうだねえ。
うん、こうだったかな。鏡がないから、いまいち自信が持てないけど。
「大丈夫、元に戻ったよ!」
ありがとう、輝鎚。
「ええ、元の素敵なお姉さんに戻ったわ」
えー、甕鎚、素敵なお姉さんってことはないでしょ。こちとらアラサーだよ?
「顔を人間のものに戻してもらえたってことは、協力してくれるってことでいいんだな?」
はいはい、王子様。確かに私にも責任はあるからね。
作家カフカは何もしないことは、あらゆる悪徳の始まりだと述べたが、同時に、あらゆる美徳の頂点であるとも述べた。
けれども、今は動くべき時なのかもね。
こうして私はアル・ダテル・ド・エルグラッド王子殿下および、その奥様のキジュリアナ王女殿下と共に、輝鎚と甕鎚を連れて根城にしていた山を下りた。
さて、傍観者を辞めた私の行く手は、どんな未来が待ってるんだろうね?
────────────────
次回、最終回です。
その後はカクヨムコンへの投稿に集中する予定です。投稿が始まりましたら近況ノートにてお知らせしようと考えていますので、応援よろしくお願いしますね。
次回は、
『魔王に転生したので好き放題生きようと思った時期が俺にもありました(転生したら〇〇でしたその3)』
お楽しみに!
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