そけい部
千織
第1話 性別の不鮮明さと流動性
第1話は、この企画の方向性を決める大切なページなので真面目に書きます。
先日『みのりは猫になりたい』を書いて、自分はすごく達成感がありました。
今までたくさんBL書いたけど、自分が書きたいものはこれだ!ってなりまして。
一言で言えば、
「性別は不鮮明」
さらには、
「性別は流動的」
が、私に一番ピッタリくる。
天川賞をいただいた『とりあえず結婚した、40歳美里の場合』が、そういうテーマに向き合って一番最初に書いた作品です。
こちらは、ブラシュアップして小説講座にプロット提出しました。
自分としてはかなり良くなったので、それだけで満足でしたが、先生から”リアリティ”を、と言われ”そうだよねー”になりました。
と言いますのは、LGBTQについては私は無知でして、こちらね視点から見ても変な作品かもしれないのです。
ゲイと自認している宮本が美里と妊活をする。
それがアリかナシか。
別に、設定のために宮本の性を適当にしているのではなくて、相手が”美里だから”それができた。
が、私の真実なんですね。
枠組みを超えて”一人の人間”になったとき、自分を制限していた自分の思い込みが外れて自由になれる。
そういう価値観が私にありまして。
ただ、当時はそれをうまく書ける自信もスキルもなく、無駄に誰かを傷つける可能性があるなら書かないでおこう、そういう感じでした。
が、みのりを書いたり、並行してお金をテーマにしたロシア調小説を書いているうちに、やっぱり自分が書きたいのはコレらなんだな、とようやく認めました。
コレらを書いたからと言って、繊細だとか社会を変えたいのではなくて、みんながみんな”本来の自分”であれたらいいのに、という思いがあります。
脳内が本来の自分になれば、今まで気になっていたことが”気にならなくなる”。
問題が問題でなくなる。
そういうことがありますのでね、こんなふざけた名前の部室を開きました。
とりあえず上記の小説を置いておくので、小説が合う人はこの部も合うかとはw
▼みのりは猫になりたい▼
https://kakuyomu.jp/works/16818093082897672527/episodes/16818093082897883215
▼とりあえ結婚した、40歳美里の場合(初期作品)▼
https://kakuyomu.jp/works/16818093073920168276/episodes/16818093073920427654
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