第2話
晩夏と、挽歌は、たとえば、「バンカが醸し出す寂寥」という例文だった場合は、どちらでも当てはまるので区別しにくい…変換間違いとかしていたら、見過ごしやすい?
そこを間違っているので、そのエッセイ全部が違った意味になる…「なんじゃこれは??」というのだと筒井康隆風のギャグになるw 書くのは難しそうですが。
日本語は、基本が子音と母音の組み合わせで、一語の文字数がそんなに長くないので、こういうシノニムが多い言語だと思う。
英語は、綴りが単語のアイデンティティになるので、同音異義語は、あってもちゃんと説明がついていたりする。
spring は、春のほかに「バネ」と「温泉」の意味があるが、これは全部なんとなく「躍動する」「飛び跳ねる」、そういうニュアンスから来ているらしい。
そう詳しくないが、ずっといろいろ言語を比較すると、象形文字で、表意文字、そういう文字はユニークな感じ。感じのする漢字w
で、漢字には独特のなんというか美感というか、言霊?みたいなものがある…気がする。
漢詩をなんとなく読むと、漢字の並びとかがきれいな、ゲージュツ的に思えるのは、やはり名作みたいになっている。
有名な詩人だと、そういう漢字の並び方やら字面やらにも配慮が行き届いているのかと思います。
「科挙」は中国の官吏登用試験ですが、主たる内容は漢詩の実作だったらしい。だから、上手に漢詩を作れる人が合格する。で、どこそこの知事とかに奉職する。漢文が上手なので、なにかの通知というか告知の文を、その役人が作って書いて貼り出す。すると、それを読む老人とかが、そういう文章の内容よりも、漢文として優れているかどうかに着目して、うまい文章だと「ハオ、ハオ」と、喜んで帰っていく…というような感じだったらしい。古き良き牧歌的な時代である。
熟語のシノニムで、面白い例というと、まあ無数にあるだろうが、ギャグで?パロディを作ったりもできる。
千変万化、を千篇挽歌、と変えると、星新一さん、とか、朝三暮四、を朝参暮死、だとカゲロウみたいに儚いこと?とか、同床異夢、を同床医務、で、つききりで看病してくれるナースとか?…即興ですが、そういうのは無数に作れそうです。
いろんな字のうちでどれを使うのが正しいのかが難しい場合も多々あって、「首実検」は、「実験」だとペケ。
「善後策」は、「前後」と書きがちかも?
「鞠躬如」は、へりくだった態度のことで、ボクのモットーです。額に書いておこうかと思っているw あんまり使わない言葉ですが、読みを聞いて書けと言われると、知らないと難しい。「喫救助」とか書きそうですか。救急車にやっと助けてもらった人みたいw
「自然」と「至善」では、まるで違うが、「シゼンの境涯で遊弋する」なんていう文だと、どっちか区別がつかない…
時間をかけるともっと面白い例が浮かびそうですが、疲れてきたのでまたにします。
晩夏?挽歌? 夢美瑠瑠 @joeyasushi
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