第4話 支配の 続・地下室のメロディー
彼女を僕の部屋に呼んだ。冬頃に、僕達は付き合った。今は冬の真ん中だった。
半地下の僕の部屋。階段の傾斜が緩いから、その下に半地下でできた、僕の部屋。高い場所に細長い窓がある。冬の日光が細くたしかに煌めく。差し込む。嬉しかった。彼女と僕は、少しテレビを観た。彼女の勧めで、U-NEXTに入って映画を最近観ていた。今日は一緒に観た。地下室のメロディー。まぁそれなりに面白かった。僕はキスをしたくなった。映画が始まって一時間が経たない内に、僕は彼女にキスをした。そうしてその次に、セックスをした。僕の初めてのセックスだった。彼女は僕が腰を動かす度に声を出した。それは規則的だった。僕が規則的だったから。こんなものに例えて申し訳ないが、(ないけれども、)地下室のメロディー。それはたしかに、地下室のメロディー。
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『支配の』 石田くん @Tou_Ishida
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