第13話
「俺が作った、
ダンさんの言葉に、周囲のプレイヤー達の視線が集まる。
主に、戦士系のプレイヤーからの視線が。
★
*ノーマル製品の武器防具とは違い。
*攻撃力、防御力共に、高くなる製品の事。
*はっきり言って、序盤では最低素材の鉄の武器防具でもかなりの高額。
「判りましたから! とにかく、パーティー飛ばしますので、入ってください。
大声で、叫ばれていたら、他のプレイヤーの視線が痛いです・・・・。」
私は、急いでパーティー申請をダンさんに飛ばす。
ダンさんが、パーティーに加わると。
「誰?」
この場にいない、ラクスの声がパーティーチャットで聞こえた。
突然、見ず知らずのプレイヤーがパーティーに加わって、パーティータグが増えれば当然の質問である。
「ラクス。 いきなり、ごめんね。
私の、知り合いの人なんだけど。 ちょっとだけ、話を聞いてあげて。」
「いきなり、割り込んで悪いね。
ダンさんが、軽く自己紹介をする。
「初めまして。 ラクスと言います。」
ラクスも、簡単に自己紹介を。
「唐突で悪いけど、ラクスさん。
一緒に、スキル上げをさせてくれないかな。」
さすがに、いきなりスキル値を聞かない辺りは。
ネトゲー慣れしていると思う私。
「私の方は、むしろ願ったりなのですが。みーちゃんは良いのかな?」
ラクスが私に聞いてくる。
「私は構わないよ。」
私は即答する。
「あぁ~。 先に言っておくけど。俺は、純生産職のスキル編成なんで。
せいぜい、魔法でサポートするくらいしか出来ない。
2人の足を引っ張らないようにするが。
それでも良いのか?」
少し、遠慮がちにダンさんが私達に訪ねてくる。
「
さぞ、美味しい狩場なんでしょうね。」
いつの間にか。
ラクスが私たち2人の居る、武器防具屋の所に来ていて。
ダンさんを見ながら聞いていた。
「勿論。 美味しさは保証する。」
ダンさんが、ラクスを見ながら言う。
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