あぁ……そういうことだったのですか……。
間違っても、向こう側に入ってはいけないんですね。
帰れなくなった彼ら彼女の無念もまた消えずに残るのでしょうね……。
あまりにもリアル過ぎて震えました。
じゅうぶんにあり得そうなシチュエーションに、ものすごいドラマを見た気分です。
作者からの返信
いつも感想をお寄せくださりありがとうございます!
シチュエーション、褒めていただき嬉しいです! 現実と創作の間を縫うような描写がやりたかったのもあり、そこを楽しんでいただけたのならまさに目標達成というもの(笑
無念が閉じ込められている、というのは実は共通するテーマの一つだったりもします。本作はそのあたりが色濃く出たかもしれません。
そしてそして、次話はついに最後のお話です。ここまで付き合ってくださり本当にありがとうございます。
どうか最後の一話、お付き合いくだされば幸いです。
怖さと虚しさが一度に来るこの読後感…相変わらず唯一無二ですね。今回は特に余韻が強くて、ちょっとぼーっとしています。
老人達がわずかな希望にとどめを刺す展開には息を呑んだのですが、更に追い討ちで手紙を破り捨てる絶望の重ねがけが心を抉りますね…精緻な描写も相まって、身体の芯からぞわりときました。
作者からの返信
いつも感想をお寄せくださりありがとうございます!
「惑い虫」からのこれは後味の点でかなりの落差が生まれてしまいました(汗
10年以上も前に書いた作品ながら、お楽しみいただけてホッとしています。
必死で繋いだ希望があんな感じで断ち切られるのってないですよね。もし子供と一緒にいたのが両親ならまた違った結末だったかもしれませんし、紙一重のところで運がなかった……というのも、まさに絶望の重ねがけと評していただいた通りだと思います。
今までなんだかんだ生還してたから‥なんとかなるって思ってた‥つら‥
作者からの返信
独白の形式なので、少なくとも語り手は生きているはず!
……とはならないパターンに着地してしまいました(汗