新学期

「あやなっち、おはよー」

「はなっち、おはよー」


「夏休みの間は、あやなっちの星に戻ってたんだよね~」

「そうだよ~」


「どうだった~?」

「みんなと会えて、沖縄の研究の報告もできたよ~」


「よかったね~、いつか、あやなっちの星に、うちも行ってみたいな~」

「うんっ、いいところだから、またいっしょに行きたいね~」



「ねえ、はなっちー」

「なに?あやなっちー」


「はなっちも本当は、夏休みの間、うちといっしょに、うちの星に行ってたんだよ~」

「ええーっ、ほんとにー?」


「うんっ...でも、うちの星に行った地球人は、その記憶を消されるから...はなっちも...」

「教えてくれて、ありがとうねー」


「ごめんね~。せっかく、うちの星に来てくれてたのに...」

「教えてくれただけで、もう充分だよ~」


「ほんと?」

「うんっ、でも教えてくれたから、なんとなく、可愛い妹さんと会ったことだけは、なぜか思いだした~」


「えーっ、そうなのー?」

「うんっ、なんとなくね~。あと、あやなっちも妹さんも、可愛いくまさんだったような感じしてるよ~」


「えっ、くまさん?」

「うんっ、なんとなく、可愛い白くまさん...」


☆☆☆おわり☆☆☆


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

転校生のきみ~きみとの宇宙的な癒しのひととき ヤッキムン @yakkimn

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画