宇宙的な歌声
「あやなっち!今日の音楽の時間は、ひとりづつ歌を歌うんだよ」
「そうだね~。うちも歌うの好きだよ」
「あ、うちの番だ。じゃ、歌ってくるねー」
「行ってらっしゃい、はなっちー」
☆
「どうだった?」
「めっちゃ可愛い声で、うちは大好きだよ~!はなっちの歌声」
「ありがと~」
「あ、次は、うちの番だ~。歌ってくるね~」
「行ってらっしゃい、あやなっちー」
「行ってくるー」
☆
「あやなっちの歌声、なんだか、宇宙に響きわたってるみたい...」
「ほんと?」
「なんだか、地球上の歌声じゃないみたい~」
「えーっ、でも、今は、地球上で歌ってるんだよ~」
「たしかに、そうなんだけど~...でも、なんか、宇宙から聴こえる歌声っていうか...なんか、そんな感じ?」
「えーっ、ほんとにー?地球上で歌ってるのに、宇宙で歌ってるみたいに聴こえるってことなのー?」
「そうだよ~。宇宙のほうから聴こえてくる歌声を聴いてるみたいな感じなんだー」
「えーっ、あやなっちたちには、そう聴こえるってことなのかー...ふむふむ...それは、めっちゃ興味深い...メモメモ...」
「なに、メモってるの~?」
「いや、レポート提出というか...あ、ちがう...一応、みんなの反応っていうか、感想を書いておこうって思って...」
「勉強熱心だねー」
「そりゃあ、はるばる遠いとこまで来たからにはね~」
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