第2話:破壊と出会い

 鳴ったサイレンが少し経って止まった。

 さっきまで鳴ってた銃声も騒ぎ声も消えた。

 だけど、何分経っても、研究員は帰ってこない。

 どうして?

 そう頭を捻らせていた時、ギィ~と耳障りな、扉が床を擦る音を立てて。

 扉が開かれた。

 赤髪を短髪に切った、

 中性的な顔立ちで、目が赤色と水色の小さな身長151くらいの男がこう言う。


??)ここに況白って子が~....お?....君が況白かい?


 などと陽気な気分で聞いてくる変人。

 というか研究員は?

 どこに?

 そんなことを考えていると、赤髪の短髪の男が喋る。


??)研究員なら葬ったよ?


 私は思わず。


況白)...え?...


 と、素っ頓狂な声を上げた。

そんなことをしている中、

 金髪と水色のメッシュが入った長髪の女性が入ってきた。

 そしてその女性が喋る。


??)あら....主人様....また女の子捕まえたんですか?


 などと言う金髪の女性、

 主従関係だろうか?

 またってことはこの人は何度も。

赤髪の人が喋る。


??)人聞き悪いなぁ....研究所の子達保護してるだけじゃないか...どうせ里親探して渡すんだし!


 里親?

 何言ってるんだろう?

 というか子達ってことは、!?


況白)況水....況水をどこへやったの!!


 と私に生えてる耳を立たせせ、

 闇に隠れた私の目がピカッと光り、尻尾が毛立つ。

 そう私は、


 "猫"

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