可笑しな狩人と猫々

せいさん

第一章 〜猫々と狩人の出会い〜

第1話:昔話

 後ろから気配がっ!?

 と、そんなことはどうでも良く。

 少し、ほんの少し前の昔話をしよう。

 俺がとある大きな館でゆったりしていた時。

 突然ニュースに''違法研究所''が新しく出来たと報道された。

 俺は過去、すぐ横にいるコイツらと一緒に違法研究所狩りをしていた。

 一般的な研究所は人権を重んじ、法律を重んじる。

 だが違法性のある研究所は、人権を守らず、法律を破り、被検対象を殺す事まである。

 みんなが想像する研究所は、大体が違法研究所だろう。

さて、俺達は狩人だ。

''見つけたら絶対に逃さない''。


--------------


 私は況白、

 この研究所で研究される被検体。

 そんな私には妹が居る。

 わんぱくで元気な妹、

 "況水"という妹が。

 私達は色んな館でメイドをしてきた。

 けど....売られてしまった。

 私達は今怠惰な時間を、冷酷に進むこの時を過ごしていた。

 そんなとある日、サイレンが鳴った。

 うるさいうるさいと思いながらサイレンの言葉を聞く。


 ''侵入者発見。侵入者発見。職員は、被検体の実験又は研究をやめ。直ちに侵入者を始末せよ。''


 そのサイレンは朗報か悲報か、この出来事で私の。


 "私達の怠惰な人生が一変する。"

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