Sixth day good morning
ひゃっほおおおおおおおおおおおおおい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あと!!!!二日!!!!!
うれしー!はっぴー!
…はあ。
あと二日もあるのかよクソが。
まあ一晩ぐっすり寝たら喉の不調もほとんど治ったしいいか。どうせあと二日だからね。どうせね。どうせ…。
「おっはようございます!」
もうヤケクソだ。いやもはや楽しいな。おはよー!おはよー!おはよーございます!
おはよ…
びっくりした。御園爺さんがいた。
こんな顔だったっけ。もう何日も会っていなかったから覚えていない。
「おはようございます…」
爺さんはぼそっと挨拶をした後すぐに俺から目を逸らした。あ…ごめんなさい。
良かった。生きてたんだね御園さん。何やってたのさマジで。清掃か。
「御園さん、お久しぶりですね」
なるべく好青年を装って話しかけたのだが無視された。はあ。
そこに土左衛門もやって来た。コイツも久方ぶりの爺さんの登場に少し驚いているらしい。
話しかけていたものの俺と同じく無視されていた。
「皆様、おはようございます」
しばらくして、現人が登場した。
今日はいつもよりニコニコしている。どうにも気持ち悪くて俺には直視できなかった。
現人は俺達一人一人の顔を見回し、口角を不自然に吊り上げながら言った。
「本日は、ささやかではございますが、イベントを企画いたしました。皆様にも楽しんでいただけるかと存じますので、是非ご参加いただけたら幸いです」
イベント…?土左衛門と顔を見合わせたが、こいつも俺と同じくピンときていないようだった。
「まずは朝食をお召し上がりください。準備が整い次第、お呼びに参ります」
現人は俺と土左衛門の背中を軽く叩いた。なんでコイツはこんなに楽しそうなんだ。妙にウキウキしてるっていうか…。
六日目にしてようやく三人で並んで飯を食った。
もし御園爺さんと二人きりで食うことになってたら死ぬほど気まずかったので、土左衛門がいてくれて良かった。
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