Fourth Day midnight??


 妙に寝苦しくて、目が覚めてしまった。


 早く終われよ…四日目。今すぐにでも帰りたい。


 あと大体三日。まあ別に意味分かんない奴と仕事させられてるだけでそこまでの被害は被ってないからいいか。


 ふと、このホテルはなんなんだ、と思った。

 一体何のためにあるんだ?この時期は混雑するらしいと聞いてたが言うほど混んでるか?観光地でもないし、こんな田舎のホテルに来るやつは何なんだ。見た感じ仕事でもなさそうだし。


 何でこんな高給で人を雇ってるんだ。


 おい。現人ってなんだよ変な名前だな。


 あの爺さんはどこにいんだよ。俺の見た幻でした?

 いっそこの四日間も全部幻であれよ。


 あと三日、あと三日、と自分に言い聞かせる。

 今までの四日間を耐え抜いてきたんだよ俺は。大丈夫。余裕。


 早くお金もらって帰りたいよマジで。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る